これまで明らかになっている状況だが、吉澤容疑者は都内で乗用車を酒気帯び状態で運転し、赤信号を無視して横断歩道に進入。自転車で横断中だった20代女性をはね、そのまま逃走した疑い。
はねられた女性は3〜4m飛ばされ、近くを歩いていた40代男性も巻き込まれ、男女2人が軽傷を負った。
現場にブレーキ痕はなく、吉澤容疑者は現場から60m先の赤信号で停止。青に変わると、再び走り出したという。
事故の約15分後、吉澤容疑者は自ら「自転車をひいた」と110番通報し、車で現場に戻った。同乗者はおらず、呼気検査で、基準値を上回るアルコールが検出された。
取り調べに対して吉澤容疑者は、「周囲に車が多く、停止できなかった」などと説明していた。
同誌に掲載された写真を見ると悪質な事故であることが明らかに。道路側の信号が赤になり、歩行者らが横断歩道を渡ろうとした瞬間、手前から信号無視をした、吉澤容疑者運転の白いミニバンが猛スピードで突っ込み、自転車に乗っていた20代前半の女性に激突した。
さらに、事故の瞬間、吉澤容疑者の運転する車の近くを走っていた別車両はなし。車を停めようと思えば、停車できる状況だったのだ。
「もともと、現場は広い道路で、おまけに近くにはJRの駅がありロータリーもある。車を停めようと思えばいくらでも停められた状況。おそらく、“逃走”していた間は大量に水を飲むなど、少しでも罪を軽くしようとしたのでは」(現場を取材した記者)
場合によっては死亡事故にすらなりかねない状況だっただけに、被害者の怒りはそう簡単に収まりそうにない。