今年6月に急死した米歌手の故マイケル・ジャクソンさん(享年50)の遺品展「MJ46 JAPANTOUR」が、9日から12日まで六本木ヒルズで行われるにあたり、マイケルさんと親交があり、同展のプロデュースを務めたイリュージョニストのプリンセス天功が9日、同所で記者会見に応じた=写真。
初めてムーンウォークを披露したときに着用していた左手の手袋など、レアなお宝が展示され、マイケルとの思い出を語っていたプリンセス天功だが、世界中を舞台に活躍する2人。突然の仰天告白もワールドワイドだ。「私は北朝鮮の金正日総書記、マイケルは韓国の金大中大統領(当時)から南北和平を文化交流で発信できないかと相談されていたんです。それで南北の境界線上でステージをやる計画を練っていて、そこで色んな人にステージでパフォーマンスをしてもらって、私とマイケルは司会をやると言っていたんです。政府との話もまとまっていて、映像も3分の1は収録が終わっていた」という。
今月3日に、寧辺の核施設で使用済み核燃料棒8000本の再処理を終えたと報じるなど、北朝鮮が最近も再三にわたり世界平和に物議をかもしていることを考えれば、このプロジェクトがマイケルの死によって消滅したのは、世界平和にとってもかなりの痛手だ。
「マイケルの意向が入ったそのステージの台本と映像が私の手元にあるが、それが私の一番の宝物。映像は私の遺品展をやれば公開されるかも。でもまだ私は生きているので」と、今のところは公開する意思がないことを明かしたプリンセス天功。幻となってしまった南北朝鮮イベントは、偉大な歌手の死とともにひっそりとうずもれてしまった。