番組は人気のコントを一挙放送。「仮面ノリダー」や若き日の宮沢りえが出演した学園コントシリーズ、荻野目洋子出演の「貧乏家の人々」などを次々放送し、かつてのファンが歓喜の声をあげる。
そして、中盤には「最もクレームが多かった」という木梨憲武死亡コントも流すなど、久しぶりに「攻め」た内容に。ただし、昨年問題になった「保毛尾田保毛男」については、登場せず。
終盤は「北の国から2018」。石橋が黒板五郎(田中邦衛)木梨が黒板純(吉岡秀隆)に扮したうえ、とんねるずとコントをするのが夢だったという伊藤英明も登場。さらに、渡辺満里奈、宮沢りえも参加する。
コーナーの最後、石橋貴明が番組に終了について「寂しいです」と一言。さらに、「バラエティ番組の今後が心配だ」とポツリ。カンペを読んだ設定にしたものの、その言葉は本心であったよう。
その後、「これ以上辛いんで読んで」と宮沢にカツラを渡すと、宮沢は「父さん、思います。なんにだって始まりがあれば終わりがある。でも、1つのことを30年も続けるって、これはすごいことだ。なんちゅうかほんちゅうか、やり遂げたぞって、やれるもんならやってみろって。父さん、胸張って言えます。上出来だ」と労をねぎらう発言。
最後に、石橋は「続けたんじゃない。続けさせてもらったんだ。これまでずっと多くの人に支えられてきたってことです。このことだけは君たちに忘れないでほしい。まさに、『みなさんのおかげでした』」と結ぶ。
そして、『北の国から』のテーマに乗りながら「父さん、君たちが今日まで支えてくれたスタッフ、そして、この番組をずっと見てくれた人たち。そういう人たちが幸せになることを願っています。心からそう願っています」と謝辞を述べた。
「北の国から2018」はカーリングの要領で宮沢りえがやかんを投げ、それが柱にあたり家が崩れて終了となったのだが、エンドロールでメイキング場面が。そこで石橋貴明が真剣な表情で、「最後と思ってないから俺。俺いつか帰ってくるから」と断言する様子が放送される。
その様子は鬼気迫るもので、笑いは一切なし。本当に「復活」を望んでいるようだった。そんな石橋の決意表明に、ネットユーザーも呼応。「帰ってきてほしい」「待っている」と応援の声が噴出する。
また、番組で流れたコントについても「面白かった」「笑った」「改めてすごい番組だと思った」など賞賛の声が殺到。そして、「終わってほしくない」という声が多数上がった。
「『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、『とんねるずのみなさんのおかげです』が終了となり、『とんねるずの本汁でしょう!!』を挟んで「復活」した番組。
もちろん、当時と状況は違いますが、後続の番組が振るわない場合は、復活ということもあるかもしれません。
『食わず嫌い王』や『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』など、人気コーナーもあります。迷走するフジテレビですから、突然引っ張り出してくる可能性はゼロではないでしょう」(芸能ライター)
石橋の願いが現実になることはあるのだろうか。