まず、尾木氏は「イギリスのバース大学での研究なんですけど、7歳の子どもたちを対象に学校での成績を見てみたら、薬指が長い生徒は数学が得意、人差し指が長い子は国語の成績が良い」という研究結果を口にする。
続けて、「薬指の長い女性は、陸上競技とかテニスとか走る系統が強いということがわかりました。また、薬指の長い男性は、性格的に暴力性が高い」と薬指が長い人は活発な傾向があると紹介。
また、尾木氏は「国語が苦手な人は、実践的なデータを見ても、圧倒的にいじめっ子になりやすいんです。こちらがどれだけ説明しても、被害者の気持ちになることができない。こういう子は国語の作文能力とか作者の気持ちを読み取る読解能力とか、そういう能力がものすごく下手なんです。100%じゃないですけど、非常にその可能性が高い」と国語力は他者への共感力と捉えることができ、その能力が低い人はいじめを起こす傾向が高いと説明した。
ネット上では「尾木ママの意見当たってる気がする」「国語が苦手だといじめっ子になりやすいはなんか納得」「なるほど。相手の気持ちが理解出来ないからこそいじめっ子になるのか」と尾木氏に共感する声が多く寄せられた。
文部科学省の調査では、平成28年度の小中学校、高校、特別支援学校のいじめの認知件数は32万3,808件で、前年度(平成27年度)より9万8,676件増加し、過去最多となった。
尾木氏の語った内容を考えれば、薬指の長さといじめのしやすさにも相関がありそうだ。増え続けるいじめを少しでも抑制するために、学校側は生徒の指の長さも把握する必要があるかもしれない。