会場ではタミヤ、バンダイ、ハセガワ、青島文化教材社(アオシマ)といった静岡を代表する主要模型メーカーが揃った。模型の他にも、タミヤでは、6輪のF1マシンとして有名な「ティレル・P34」やホンダがダカールラリーのワークス参戦を復活させたバイク「CRF1000Lアフリカツイン」の実車を、開発中のスケールモデルと一緒にブースに展示し、話題を集めた。
車、戦車、航空機、艦船といった定番のスケールモデルやロボットなど版権モノの模型以外にも、最近は様々な種類の模型が展示されるのが、同イベントの魅力となっている。バンダイのブースでは、キャラクターフィギュアと模型の両方の特徴を持つ「フィギュアライズバスト」「ぷちゅあらいず」などのブランドで、『ガンダムビルドファイターズトライ』や『ラブライブ! サンシャイン!!』といった作品のキャラクター商品を展示。これらの商品は模型だが、多色成形により未塗装でも原作により近い配色になるよう模型ビギナー向けにも配慮されている。
また、模型の女性・女児需要も最近では注目されており、タミヤでは、粘土や専用のデコレーションカラーで本物そっくりのスイーツ模型が作ることができる「タミヤデコレーションシリーズ」の商品を専用コーナーを設けてアピールした。
バンダイでは、人気絵本でアニメ化もされている『くまのがっこう』をモチーフとした「HACO ROOM(ハコルーム)」を公開した。ブースの担当者によると同シリーズの商品は小学生の女児をメインターゲットに、ドール好きの女子をサブターゲットにしているそうで、作り易さをかなり重視した商品になっているそうで、「ニッパーなどは使わず手もぎで作れます。ドール遊びの楽しさと作って遊ぶ楽しさの両方を体感して欲しい」と語った。(斎藤雅道)