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「日本おもちゃ大賞2017 第3次選考」開催 ユニークなプレゼンで商品をアピール

 10日、都内で一般社団法人日本玩具協会主催「日本おもちゃ大賞2017 第3次選考」が行われた。

 「その年の玩具業界を代表するにふさわしい」玩具を決める「日本おもちゃ大賞」は今年で10回目。「エデュケーショナル・トイ部門」「ボーイズ・トイ部門」「ガールズ・トイ部門」「コミュニケーション・トイ部門」「イノベイティブ・トイ部門」「ハイターゲット・トイ部門」「共遊玩具部門」の各7部門の賞と、その年度で優れた実績をあげた玩具に与えられる「特別賞」がある。

 対象は「東京おもちゃショー2017」出展社の商品で、平成29年(2017年)10月末日までに発売を予定している玩具で、過去に本大賞への応募を行ったことないもの。42社、355点のアイテムの中から1次、2次選考を経て、各部門5商品までに絞られた。

 3次選考では「特別賞」以外の各部門から大賞を1商品、優秀賞4商品を決定するための各商品持ち時間2分のプレゼンが行われた。

 同賞の理念が、単に「『売れる商品』を選定するためだけの賞ではない」ということで、プレゼンも玩具の楽しさを伝えるため、ユニークなものが多く、エポック社の「野球盤3Dエース オーロラビジョン」では、プレゼンターが野球版のボードを頭につけアピール。同じくエポック社の「スーパーマリオ ぶっ飛び! タワー」ではタワーに扮したプレゼンターが登場し、進行役から「その顔の赤はいつから塗っているのですか?」という質問に「もともとです」と“地赤”であると説明し、爆笑を誘う場面も。

 他にもメガハウスの「アメリカンクラッカー」では、孫とおじいちゃんにプレゼンターが扮し、3世代で楽しめることを説明した。また、タカラトミーの「ウーモ」のプレゼンでは「(ウーモが)おもちゃ大賞に選ばれる3つの理由」と題して、まるでスティーブ・ジョブズのようにステージ全体を使って正統派のプレゼンで魅力を解説するなど、各社が様々な工夫をしていた。

 3次選考のプレゼンなどを参考に、会場では『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)などにも出演している、北原照久審査委員長を始め、おもちゃ大賞審査員が採点。各部門の大賞・優秀賞は30日に発表され、6月1日から4日まで東京ビックサイトで開催される「東京おもちゃショー2017」で展示される。(斎藤雅道)

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