今回大きくスペースを割いて商品をアピールしていたのが、2017年にアニメ放送が決定した「フレームアームズ・ガール」の商品だ。同シリーズはコトブキヤのオリジナルシリーズのプラモデルで、2015年5月より展開を開始した。同社オリジナルコンテンツとしては初のアニメ化となる。
同シリーズの魅力を担当者は「カスタムの幅の広さ」と語る。同商品は、各部の複数の3ミリ径の穴に複数のオプションパーツを差し込むことで、自分だけのフレームアームズ・ガールを作ることができる。
現在はシリーズ累計50万個突破するヒット商品となっているが、そのヒットの理由の一つとして同担当者はユーザーの発信力の強さをあげる。同シリーズは現在オプションパーツの種類は100種類以上あり、様々なフレームアームズ・ガールをユーザーがTwitterなどで公開しているという。その口コミでのヒットがかなり大きいようだ。
またネットといえば、放送後は毎週Twitterなどで大盛り上がりとなっている男子フィギュアスケートを扱ったアニメ『ユーリ!!! on ICE』があるが、同イベントでは放送開始から期間が短いということで、フィギュアなど大型商品の展示はなく、キーホルダーなどの小物グッズの公開のみとなっていた。
ロシアのフィギュアスケート選手・エフゲニア・メドベージェワもSNSで注目していると明かした同作だが、テレビ朝日系での放送とはいえ、放送時間が深夜2時以降という遅い時間帯ということもあり、放送前はそこまで注目度は大きくなかったようだ。会場を訪れていたショップ関係者も「はじめは、主題歌をディーン・フジオカが歌うというくらいしか認識がなかった」と語る。しかし女性人気が高いアニメだけあり、女性スタッフは敏感に反応したようで、同作のキャラクターホビーを公開していた、あみあみの担当者は「うちの場合は、放送が始まった直後から女性スタッフが、話題になっていると商品化をプッシュしていました」とコメントした。