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進次郎随行は金正恩発案説

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提供:週刊実話

 こうした追い風もあって、今回のウラジオストクでのバトトルガ大統領と安倍首相の会談に繋がったのだが、そこにはもう1人の“立役者”もいた。
「元横綱の朝青龍ですよ。バトトルガ大統領との会談に、補佐官として加わっていたんです。モンゴル大統領が日朝会談実現に協力的なのは、朝青龍の力も大きいというのです」(前出・政治部記者)

 当の金正恩委員長の本音はどうなのか。警察庁の関係者にぶつけると、次のように分析した。
「アメリカ主導の制裁によって、米朝首脳会談前は、金王朝の金庫はかつてないほど苦しくなっていた。加えて金正恩は、アメリカから戦争を仕掛けられて暗殺される恐怖にもおののき、苦し紛れに会談を模索した。ところが、人気回復と中間選挙のためのパフォーマンスに利用したいトランプと利害が一致した途端、したたかな金正恩は『セレモニーと戦争回避は対アメリカ。カネは日本』と決め打ちしたようだ」

 トランプ会談を進める一方で、5月中旬には、日朝首脳会談に向けた具体的な動きを指示していたフシもあるという。
「その命を受けた北朝鮮の秘密警察・国家保衛省と外務省が一体で『朝日首脳会談準備委員会』を立ち上げ、北村氏らと接触したという流れだろう。さらにモンゴルをかませて落としどころを模索していたならば、すべてに説明がつく」(同)
 さらに、9月には金正恩委員長から“新たな指令”が出ているというのだ。
「アメリカとの話し合いは長期化で継続、できるだけ引っ張る。制裁はなんとしてでも解除か緩和。日本とは拉致被害生存者全員の帰国を検討。その見返りに、まずは戦後賠償金の一時金として1兆円を引き出せという指令だ」(前出・公安関係者)

 北朝鮮の完全なる非核化には、向こう10年で2兆ドル(約216兆円)かかると試算されており、アメリカは「日中韓で負担しろ」と言い放っている。
 実は、こうした今後も見据えた上で、進次郎氏の随行プランを金委員長自身が発案したという説もある。
「正恩は思った以上にクレバーだ。安倍総理は来年の参院選や改憲、消費増税で早晩沈むと読んでいる。石破茂氏より、進次郎氏が次の総理の本命と見て、今からパイプを構築し、10年先まで見据えた交渉相手にするつもりじゃないか。進次郎氏随行案自体、北の壮大な仕掛けにも見える」(前出・公安関係者)
 対する進次郎氏も、4月の講演で金委員長を次のように評価していた。
「同年代の彼が、今、世界地図を動かしている。日本の遅さに危機感を覚える」
 この2人、会えば意外とウマが合いそうだ。それだけに、反安倍の自民党関係者は危機感を募らせている。
「拉致問題解決に向け、前向きな動きは歓迎だが、安倍や進次郎で対抗できるのか。相手は同じボンボンとはいえ、2500万人国民が餓死するかどうかの瀬戸際で、国内でも常に暗殺の危機にさらされながら、しぶとく生き抜いている男だ。進次郎がこれまで相手にしてきた日本の農水族なんかとは比べものにならんよ」
 日本が北朝鮮の便利なATMになるかは、我が国を代表する2人のボンボンの交渉力に掛かっている。

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