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『HERO』シーズン3が早くも始動 “レジェンド”を破った木村拓哉の焦り

 SMAPの木村拓哉(41)がついに己の“レジェンド”に終止符を打つ…!? 9月22日にドラマ『HERO』のシーズン2が最終回を迎えたばかりだというのに、早くもシーズン3への出演を承諾したというが、この一報にテレビ界は大騒ぎになっている。
 「これまでに劇場版が'07年に放映されているが、いずれにせよ数年間のブランクが必要だった。理由は“木村レジェンド”があったからです。彼は出演したドラマがどんなに高視聴率を取っても、ある程度の期間を置かないと続編に出ない。キャラクターの定着を極度に嫌うんです。また、視聴率が取れたからすぐに続編に出ると、ファンや視聴者にガツガツしているように見えてしまう。そんな木村なりの美学がレジェンドだった」(事情通)

 ところが今回、その“レジェンド”がいとも簡単に破られたのだ。異例ともいうべき早さでシーズン3の出演に同意したとされる背景だが、木村本人とフジテレビの思惑が見事に一致したからだという。
 「最近の木村も人気凋落を肌に感じていた。昨年10月に放映されたドラマ『安堂ロイド』(TBS)は、平均視聴率12.8%。今年3月のSPドラマ『宮本武蔵』(テレ朝)は13.4%(前・後編)。それまでと違い戦略を変え代表作に出演し続けることで、新たな木村レジェンドを創設しようと考えを変えたんです。一方のフジにしてみれば、視聴率競争に連敗中で『踊る大捜査線』、『海猿』に取って代わるキラーコンテンツがどうしても欲しい。その点、映画化も成功した『HERO』は、申し分のない優秀なソフトといえるわけです」(関係者)

 とはいえ、最後まで大揉めに揉めたのが、木村のギャラを含む莫大な制作費。なんと一本あたり、史上最高額の1億円という金額が弾きだされたのだ。
 「そもそも木村は一本当たりの出演料が民放史上最高額となる550万円〜。これにセットや共演者などを含めるとおよそ1億円。コケれば、プロデューサーは当然として局長も処分の対象になる金額が掛かる。それでも最終的には、'01年のシーズン1が平均視聴率34.3%、シーズン2の21.3%の実績が評価されたんです」(関係者)

 注目を集めるのがシーズン3を彩るヒロイン。現在、有力視されているのがNHK朝の連続ドラマ小説『花子とアン』でブレイクした吉高由里子だという。
 「木村のご指名です。吉高もまんざらでもないようで、ギャラは一本200万円〜。あとはスケジュール次第ですよ」(関係者)

 木村がノリノリになっている『HERO』シーズン3。早ければ来年4月に放映予定だという。

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