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共にベストナイン0人の阪神・ロッテ・楽天 “得票選手”の内訳は?

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 日本野球機構(NPB)より、26日に発表された2018年のベストナイン。セ・リーグは9人が、パ・リーグはDHを含めた10人が記者投票によって選出された。

 今回の投票によって、セでは広島から3人(會澤翼、丸佳浩、鈴木誠也)、巨人(菅野智之、坂本勇人)、DeNA(宮崎敏郎、ネフタリ・ソト)から2人、ヤクルト(山田哲人)、中日(ダヤン・ビシエド)から1人が、パでは埼玉西武から6人(菊池雄星、森友哉、山川穂高、浅村栄斗、源田壮亮、秋山翔吾)、ソフトバンクから2人(松田宣浩、柳田悠岐)、日本ハム(近藤健介)、オリックス(吉田正尚)から1人が選出されている。

 一方、阪神、ロッテ、楽天の3球団は、残念ながら受賞人数は0人。3球団共にリーグ下位に沈んでしまったこともあり、受賞選手を輩出するのはなかなか厳しかったようだ。

 ただ、受賞選手が0人だからといって、“得票選手”も0人という訳ではない。前述の3球団にはそれぞれ記者から清き1票を得た選手がいるのだが、その内訳はどのようなものとなっているのだろうか。

 セ最下位の阪神は、梅野隆太郎が27票を獲得している。セの捕手としては唯一規定打席に到達している梅野だが、これが票を集めた要因となったのかもしれない。

 パ5位のロッテは、田村龍弘(16票)、井上晴哉(一塁手1票/DH1票)、鈴木大地(7票)、角中勝也(1票)の4人が得票選手となっている。今季「打率.292・24本塁打・99打点」とブレイクを果たした井上が、合計2票しか得られなかったのは意外な印象も受ける。

 パ最下位の楽天は、岸孝之(44票)、則本昂大(1票)、嶋基宏(1票)、今江年晶(6票)、島内宏明(3票)、田中和基(1票)の6人がそれぞれ票を獲得。今回対象となった3球団の中では、最も得票選手が多い球団となっている。

 以上が、ベストナイン0人の3球団における得票選手の内訳である。今回“死票”を投じられた選手たちは、来季チームと共に捲土重来を果たすことはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

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