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空のF1「レッドブル・エアレース」日本戦へ向けて室屋選手らが会見

 16、17日の両日に千葉県で行われる軽飛行機の世界最高峰レース「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2015」に出場するパイロットたちが8日、記者会見を行った。

 会見には2014年ワールドチャンピオンのナイジェル・ラム選手、今年からレースに参戦しているフランソワ・ルボット選手、そして日本人として唯一レッドブル・エアレースに参戦している室屋義秀選手が出席。レースの魅力や、日本の印象について、和やかな雰囲気でトークを展開した。

 2009年より日本人として、そしてアジア人として唯一、同レースに参戦している室屋選手は、日本で初開催となるレースヘの気持ちを「デビュー当時から日本でレースをしたいと強く思っていた。6年たったができることが嬉しい」と語った。また、会場となる幕張海浜公園は、かつて何度も練習で飛んだ場所とのことで、「アドバンテージはあると思う。風の状況もわかるのでリラックスして飛べる」とレースに向けての意気込みを語った。

 そんな室屋選手をよく自宅に招待するというラム選手は、「室屋は非常に高い技術があり、手ごわいライバルだ」とコメントしつつも、室屋選手を簡単には活躍させないことを宣言し、「コースの分析、時間をマネージするなどチームはよい状況だ」と、直線の多い今回のコースを、メカニックや情報分析チームと共に、徹底調査していると明かした。

 今回千葉県で日本で初開催されるレッドブル・エアレースは、「空のF1」とも呼ばれる飛行機レースで、機動性に優れた軽量のレース専用飛行機を使い、25メートルの高さに設置されたパイロン(エアゲート)で構成する低空の空中コースを周回してタイムを競う。(斎藤雅道)

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