気象庁の公式サイトで発表されている台風情報(8月7日18時45分発表)を見てみると、確認時点で台風13号は八丈島の東南東約390kmに位置。今後は北西に進路を取り、8日夜から9日にかけて関東地方に接近・上陸という予想が出されている。
台風13号がこのままの予想進路を辿るとなると、猛烈な風雨で様々な影響がもたらされることになる関東地方。8日・9日に関東地方で試合予定のプロ野球6球団(巨人対阪神、ヤクルト対DeNA、8日のみロッテ対ソフトバンク)も例に漏れないのだが、中でもひときわ尾を引きそうな球団がある。それが阪神だ。
7月16日配信の記事でも触れているが、今季の阪神は度重なる雨天中止により日程がかなり圧迫されている。先の台風12号でも1試合(7月28日・ヤクルト戦)が流れており、今回も中止となるといよいよ首が回らなくなってくる。
8日・9日どちらも屋内球場である東京ドームで試合が行われるということで、一見すると影響はなさそうにも思われる。しかし、公共交通機関への影響や観客の安全面を考えると、屋内であろうが試合が中止される可能性は少なくない。
加えて、巨人戦を終えた阪神の次カードも、不幸なことに関東地方が舞台(DeNA戦・横浜スタジアム)。今回の台風13号は非常に進行速度が遅い“ノロノロ台風”であるとも伝えられており、場合によってはこちらのカードにも影響が出ることになるかもしれない。
阪神ファンの中にも、こうした懸念を抱いている人は少なくないようで、ネット上には「中止なら日程的に相当きつくなる」、「ドームで中止はまじで痛すぎる」、「頼むから台風はさっさと逸れてくれ」といったコメントが寄せられている。何事もなく試合が行われることを、ただただ天に願うばかりだ。
文 / 柴田雅人