表彰式には、特別栄誉賞のスキージャンプ・小林陵侑選手、優秀賞のセーリング・吉田愛選手と吉岡美帆選手、同じく優秀賞の空手道・喜友名諒選手、新人賞のスノーボード・大塚健選手、フィギュアスケート・紀平梨花選手、特別功労賞のゴルフ・金谷拓実選手が登壇。また、特別貢献賞としてバレーボール・大林素子氏、競泳・宮下純一氏、競泳・伊藤華英氏、女性スポーツ賞は女性アスリートの支援や環境設備などに尽力してきた小笠原悦子氏が受賞した。最優秀賞のテニス・大坂なおみ選手からはビデオコメントが寄せられた。
現役選手からは受賞の喜びと、今後の抱負が述べられ、来年2020年に迫る東京オリンピック出場の可能性が高い選手からは、オリンピックへの強い思いが語られた。
セーリングの吉田選手・吉岡選手ペアは「オーフス2018セーリングワールドチャンピオンシップ」において、470級女子1位という、世界選手権・オリンピックを通じて日本女子初の優勝という快挙を成し遂げ、東京オリンピックでもメダルが期待される存在。両選手は普段、神奈川県の江ノ島海岸で練習しているといい、吉田選手は「セーリングは自然を使うスポーツなのでリサーチが必要。昔から江ノ島で練習してきているので、地元有利になれるよう頑張りたいと思います。」と、地元開催ならではの意気込みを語った。今後の抱負として、吉田選手は「まず今年はオリンピック代表になることが目標。代表になれたら来年のオリンピックでは金メダルを獲得できるようにしっかり準備していきたいと思います。応援よろしくお願いします。」、吉岡選手は「一歩一歩焦らずレベルアップをして東京オリンピックで金メダルを取れるよう頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。」と、共にオリンピックに向けての決意を新たにし、応援を呼びかけた。
ナビゲーターもまた、競泳でオリンピックに2大会出場しており、現在は俳優・司会など活躍の幅を広げている藤本隆宏氏が出演、コンサートは指揮に粟辻聡氏、「THE ORCHESTRA JAPAN」、「NHK東京児童合唱団」が演奏。ゲストアーティストとしてレミオロメンの藤巻亮太氏も出演した。
藤巻氏は、2008年の北京オリンピック・フジテレビ系大会中継テーマソング「もっと遠くへ」を手掛けるなど、オリンピックと縁のあるアーティスト。同楽曲に合わせ、ヒット曲「粉雪」、喜友名選手が卒業式に歌ったという「3月9日」の3曲を、オーケストラをバックに披露。バンド編成や弾き語りとはまた違った、壮大で感動的なステージとなった。
今回、OB・OGとしての受賞となった、大林氏、宮下氏、伊藤氏の3名。3人ともに、自らが応援されてきた分だけ、東京オリンピックで何倍にもして返したいと語った。宮下氏は、特に自国での開催ということでスポーツ・選手の熱や息遣いを生で見て感じてほしいと訴えた。自身も、すべて当選すれば210万円分のチケットを申し込んだという。
5月29日に終戦申込受付が終了となった東京2020大会オリンピック観戦チケットは、遂に20日抽選結果発表となる。同大会は、2020年7月24日から8月9日までの開催。チケットが手に入ったとしてもそうでなくても、それぞれの楽しみ方で応援しよう。