櫻井翔は2008年の北京五輪から夏冬合わせて6大会連続で、日本テレビ系の五輪キャスターを務めたり、相葉雅紀がNHKで『グッと! スポーツ』のMCを任されるなど、五輪やスポーツとはゆかりが深い嵐だが、冒頭の大役は、来年の東京五輪開会式への伏線と見る声もある。
「ズバリ、開会式でのパフォーマンスです。来年をもって一時休止をする嵐にとっては、このうえない最高の晴れ舞台でしょう。ラストイヤーにふさわしいステージとも言えそうです」(芸能ライター)
そんな希望的観測を、より現実味あるものにするのが、今年2月に発表された、櫻井の父親の俊氏にまつわる仰天「人事」だ。もともと、総務省事務次官だった同氏は2018年1月に「電通」の執行委員に就任。すると今年3月付で、わずか1年で「取締役」に昇格したのである。
「2017年11月、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会はその理事会で、開閉会式や聖火リレーに関する業務委託先を電通に正式決定していますから、父親の一声で嵐が開会式に顔を出すことも容易になるというわけです。もちろん、その五輪の独占放送権はNHKが獲得しています。NHK-電通-嵐というトライアングルは着実に、五輪に向けて動いているのではないでしょうか」(同)
NHKの五輪テーマソングと言えば、2004年アテネ五輪の時「栄光の架橋」(ゆず)や2012年ロンドン五輪の「風が吹いている」(いきものがかり)、2016年リオ五輪の「Hero」(安室奈美恵さん)を始め、大物アーティストの曲が採用されている。NHKの五輪ソングを歌い、なおかつそれを開会式で歌い、さらには年末の『紅白』で歌い……。ファンにとっては嬉しい青写真はどこまで現実になるのだろうか?