今回目立ったのが、女性向けフィギュアの人気だ。グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーが立ち上げた、男性キャラクター専用ブランド「オランジュ・ルージュ」では、『刀剣乱舞』や『おそ松さん』などの人気作品を揃え、展示だけにも関わらず、長蛇の列が形成された。ブースの担当者によると、会場と同時に混雑しだし、正午過ぎでも1時間〜40分程度の順番待ちとのことだった。これは、同じくグッドスマイルカンパニー・マックスファクトリーが共同でブースを設置している、『艦隊これくしょん』関連のフィギュア展示スペースと同等の混雑状況だった。
他のメーカーも、最近の女性層の需要の高さを意識しているようで、『ダイヤのA』、『終わりのセラフ』、『アイドルマスター SideM』といった女性人気の高い作品のグッズやフィギュアを展示していた。
他にも、4月より放映が開始されるマクロスの新シリーズ、『マクロスΔ』の特集ブース「マクロスさんかっけー」をバンダイ、ハセガワ、青島文化教材社、ウェーブなど各メーカー共同で設置。関連商品や、新情報などを公開した。各メーカーが共同して、一作品の特設ブースを設置することは珍しく、同作の注目度の高さがうかがえる。
また、去年からブームが続いている『ラブライブ!』関連のフィギュアには、新商品を撮影するための列なども各メーカーで形成され、セガ・インタラクティブのブースの同作のイベント限定フィギュアが入手できるUFOキャッチャーでは、会場から数時間で売り切れになる商品も出た。(斎藤雅道)