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2016年 注目のサブカルネタは?

 あけましておめでとうございます。新年一発目のまにあっくコーナーでは、若干歪んだ目線で、2016年注目事柄を紹介する。(斎藤雅道)

●庵野秀明氏が総監督の『シン・ゴジラ』は日本怪獣特撮復活の原動力になるのか?

 特撮そのものは、CG技術の発達により、邦画で増えている。しかし、本来日本が得意としてきた巨大怪獣モノとなるとまた話が別だ。どこか元気がない。

 その流れを払拭できるとすれば庵野秀明総監督、樋口真嗣監督の体制で挑む、今年7月29日公開予定の『シン・ゴジラ』しかないだろう。ちなみに、『進撃の巨人』のファンの人なら知っているだろうが、樋口監督は実写版映画の『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』監督をしていたあの監督だ。実写版『進撃の巨人』を批判した人も多いかもしれないが、樋口監督は、名作と名高い、平成ガメラシリーズで、特技監督(特撮技術の担当監督)を担当したこともあり、この分野こそ専門といえる。かなり期待しても良いのではないだろうか? 「シン」とタイトルに書いてあるだけに、どこまで従来の作品と変えてくるかは気になるが。いや、ゴジラシリーズは年代によって作品のテイストが全く違うのもわかってはいるのだが。

●アニメ『てーきゅう』がまさかの第7期の突入! 今後どうなるのか?

 WEBコミック「コミック アース・スター」で連載中の同作のアニメがついに今年から、第7期目に突入する。同作は放送時間5分未満のショートアニメとなっており、畳み掛けるような、明後日の方向すぎるボケと、シュールなギャグのラッシュが特徴だ。その早さは視聴者がツッコミを入れる隙すらも与えない。普通のストーリーモノならば起承転結の流れがあるが、このアニメには基本的に「起」と「転」しか存在しない。あとはちゃんとしたオチをつける訳でもなく投げっぱなしにすることが多い。ひどい時には転・転・転・投げっぱなんてことも。これが慣れるとクセになってくる。

 時々3か月程度の中断を挟んだものの、2012年10月の放送開始からほぼ休まず放送を続けてこれたのは、ショートアニメの強みだろうか。単独だと結構困るが、アニメ放送枠合間などにこういったショートアニメが挟まっていると、ついつい観てしまう。今年も同作の作品展開が延命するのか、見守りたいところだ。

●日常アニメ難民問題

 「難民」とはいっても、祖国を失った人々ではない。実は2013年に放送された『ゆゆ式』あたりから、アニメファンの間で使われるようになった用語だ。これは、少女系キャラクターがほどほどにギャグ要素を交えて日常を送るという、「日常系」アニメを愛好する人々が、そのアニメが最終回を迎えた後に、次の受け入れ作品がない場合を指す。

 この日常系アニメを観る感覚というのは、動物番組を観ることにも例えられることがある。ただキャラクターの可愛い姿を見てほっこりしたい人が多いのだ。去年は、『ハロー!! きんいろモザイク』、『のんのんびより りぴーと』、『ご注文はうさぎですか??』など、上手い具合に継投リレーができていたものの、今年は早くも1月期からそのタイプのアニメがなくなりそうだ。果たして今年は、難民安住の地はあるのだろうか?

●迫る『ファイナルファンタジーXV』の発売

 PS4とXbox One用として年内の発売が予定されている同作は、人気RPGゲーム・ファイナルファンタジーシリーズのナンバリングタイトル15作目にあたる。

 形式としては従来のRPGの方式を変えて、アクションRPG方式になるともいわれており、海外のRPGゲームのような、自由度の高いゲーム性になるのではという噂もある。とはいっても、次の新情報の公開は早くても1月末ということで、どういった全容の作品になるのかは不明だ。新たな動きに期待したい。

●次に来るアイドル系アニメは?

 去年は『ラブライブ!』が話題をさらったアイドル系アニメ作品。しかし、劇場版でストーリーは一応完結となり、同作で誕生したユニット、「μ's(ミューズ)」も、まだ明言はされていないが(もしかしたら紅白歌合戦で明言があるかも)、3月31日・4月1日の東京ドーム公演「μ's Final Love Live! 〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」を最後に解散するのではないかと噂されている。

 という訳で、この人気に続くアイドルアニメが今後出るのかということに、16年は注目が集まるだろう。有力なのは、15年2月26日よりの「電撃G's magazine 2015年6月号」(KADOKAWA)でメディアミックス企画が始まった、『ラブライブ!』の妹分にあたる、『ラブライブ!サンシャイン!!』だろうか。既に作中ユニット「Aqours(アクア)」の担当声優も決まり、CDを去年10月にリリースしている。今年アニメ化はまだ早いかもしれないが、もしそうなれば、話題となることは間違いなしだ。

 個人的に『ラブライブ!サンシャイン!!』の対抗馬としてあげたいのが、ナナシスこと『Tokyo 7th シスターズ』だ。同作は、アイドルをテーマにしてスマートフォン向けアプリゲームとして展開しており、去年から、「777☆SISTERS」や「Le☆S☆Ca」などゲーム内のユニットがCDリリースなども行っている。雑誌の誌面などで、コミカライズやアイドル紹介なども掲載しており、このメディアミックスの波がアニメまで来るのも時間の問題かと予想される。

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