「VRラジコン戦車バトル」のブース内では、株式会社ハイテックマルチプレックスジャパンが販売している「VS TANK 1/24」シリーズの戦車ラジコンと、同社のプロポを使用。さらに、車載カメラと連動した、ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」をつけることで、一人称視点の、より臨場感のある戦車バトルを楽しめるようになっていた。
特設されたフィールドは日本最大級のもので、遮蔽物や高低差を活かした戦闘が展開された。また、ヘッドマウントディスプレイを装着しての操作ということで、通常のラジコン操作でプレイするよりも死角が多く、よりテクニカルで慎重なプレイが求められていたようだ。
会場内でもかなりの人気の企画で、イベント2日目の午前中にはすでに130分の待ち状況だった。担当者に聞くと、1日目の開催直後は200分待ちにまでなったそう。
会場のゲームでは、3人ごとにわかれたチーム対抗戦で勝敗が競われた。「VS TANK 1/24」シリーズは砲塔に赤外線を搭載しており、その赤外線照射が車体にヒットすると1ヒット、計6発被弾すると撃破扱いとなり、失格となるルールだった。
また、ラジコン未経験者には操作がかなり難しいようで、ニコニコ動画のゲーム実況者ユニットとして人気の、いい大人達のメンバーから、タイチョーとオッサンが体験プレイをしていたが、ゲーム開始早々に撃破されてしまった。結局、孤軍奮闘する、一般参加者を見守るばかりで、プレイせずに観戦していたメンバーのマオーに「不甲斐ない限りです」と評されていた。
戦車ラジコンとヘッドマウントディスプレイを合わせたゲームというのは、アナログ、デジタル関わらずゲームならばなんでも公開する同イベントならでは。ゲームの新しい可能性を感じさせてくれた。(斎藤雅道)