AKB48総選挙 速報でランクインできなかった西野未姫と大躍進した加藤玲奈

　第6回AKB48総選挙の速報値が21日に発表された。今回の総選挙で、注目だったのが、AKB48の三銃士と呼ばれる期待の3人の動向であったが、3人はそれぞれ明暗が分かれる形となった。

　三銃士とは、小嶋真子、岡田奈々、西野未姫のAKB48の14期生の3人。新世代のエース候補と期待される3人であり、最近のAKB48の冠番組やイベントでは猛プッシュされている。今回の速報を見ると、小嶋真子が34位、岡田奈々が67位とランクインしたものの、西野未姫だけが圏外であった。

　「もし、このまま最終結果も西野だけが圏外となれば、三銃士をまとめてプッシュするやり方も変更されるかもしれない。今回の総選挙にランクインすることが、西野がAKB48へ加入して最初の試練になるかもしれない」(アイドルライター)

　これまで三銃士はまとめて売り出してきたが、もし一人だけランクインできなければ出世コースから西野だけ脱落する可能性も否定できない。西野にとっては、AKB48へ加入後、はじめての正念場を迎えていると言えるだろう。

　一方、今回の速報で第23位にランクインした加藤玲奈にも注目が集まっている。昨年の総選挙の前、「アンリレ」として指原莉乃のソロ曲のバックダンサーをさせるなど猛プッシュされていたのが川栄李奈、入山杏奈、そして加藤玲奈だった。しかし、川栄、入山がランクインするも加藤だけが圏外。その後、「アンリレ」として活動する機会なくなり、川栄と入山がそれぞれソロで売り出され、総選挙で圏外であった加藤のメディア露出は極端に減った。今回の西野の状況と非常に似ていると言っていいだろう。

　しかし、今回の総選挙、そんな加藤は、今回の速報では23位と大躍進を遂げている。その一方で、川栄は45位、入山が77位。現時点では、かつてのライバルたちに圧勝している状況だ。加藤の順位は所属するチーム4でも第1位である。

　「今回の速報で、ファンがもっとも熱くなったのが加藤の順位が発表された時でした。彼女のこれまでの苦労を知っているファンからすればうれしかったようです」(アイドルライター)

　速報でランクインができなかった西野未姫、速報で大躍進を遂げた加藤玲奈、総選挙にはそれぞれドラマがあるようだ。