参戦選手中、唯一のジュニア戦士となる日高。同じブロックには203センチ、200キロを誇る横綱・曙がおり、80キロの日高とは2倍以上の差がある。
その差、実に120キロ。「一度(5・16久留米)ふる里プロレスのバトルロイヤルで当たってるんですけど、首根っこ捕まれて場外に投げ飛ばされました」と苦戦は必死の情勢だ。
この日は曙対策として、師匠でもある“野良犬先生”こと全日本キックの小林聡GMを相手にスパーリングを公開。体をすっぽりと覆うビッグミットで突進してくる小林GMに、蹴りを何度も叩き込んだ。
「足元から崩して体制を低くするしかない。とにかく動いて疲れさせたい」と今回の特訓に手ごたえをつかんだよう。
2年前は村上和成の負傷欠場により途中から公式戦に参戦。体重が2倍もある吉江豊からリングアウト勝ちを奪った。
それだけに「柔よく剛を制すを見せたい。いろんなパターンの作戦を用意するべきだと思います。『前回大会を超えないと』というのはありますから」と頭脳戦で横綱狩りを狙っていくという。
丸め込み、リングアウト…今回はどんな手段で曙を陥れるのか。