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FA取得・小林宏の米挑戦に、アノ人も後方支援!?

 好調の千葉ロッテマリーンズが“難題”を突き付けられた。メジャーリーグ・スカウトとの『情報戦』に勝利しなければならなくなったのだ。

 新守護神・小林宏之投手(31)がFA権を取得した(4月26日)。小林宏はかねてからメジャー志望を口にしており、今オフの米球界挑戦は必至と目されているが、当然、球団は引き止めるつもり。今のところ、米球界側は大きなリアクションは見せていない。だがそれは、小林宏が評価されていないからではない。メジャー30球団は『ある確実なルート』によって、情報収集を終えているというのだ。
 『ある確実なルート』−−。昨季まで千葉ロッテの指揮官だったボビー・バレンタイン氏(60)が疑われている。
 現在、彼は米スポーツ専門テレビ局ESPNで、野球解説者である。

 「今季、メッツが開幕から不振で一時期、ジェリー・マニュエル監督の後任候補の1人として、米メディアに名前を報じられました。メジャーでは開幕1か月で監督をクビにすることだって珍しくありません。ボビー本人は解説中にやんわりと否定しましたが、マンザラでもないみたいですよ」(米特派員)
 バレンタイン氏はアメリカ球界でも“ビッグネーム”である。2000年のシーズン、ニューヨーク・メッツの監督として、ワイルドカードから一気にワールドシリーズにチームを進出させた手腕によるものだが、柏田貴史、吉井理人、新庄剛志、小宮山悟といった日本人選手を積極的に獲得してきたので、“日本球界通”としても認知されている。
 「松坂がレッドソックス入りする際、米メディアはボビーの『松坂評』を何度も掲載しています。ポスティング前、全球団が彼から情報を買ったとも言われていました。レッドソックスは落札後も、松坂の性格面についても相談していました」(前出・同)
 今回の小林宏に関する情報提供を行っていたとしても、何ら不思議はない。まして、元教え子でもある。2006年の第1回WBCに選ばれたが、小林宏は体調を崩したために登板していない。北京五輪も予選で『打者3人』に投げただけだ。昨年、一昨年は不振で勝ち星にも恵まれていないだけに米スカウトも評価しにくいはずだ。

 「本人には失礼だが、小林宏は米球界では無名です。日本球界が話題に挙がるとすれば、ダルビッシュがいつ米球界に挑戦するのか、です。でも…」(同)
 東海岸の某球団は小林宏を指し、「運動神経のいいピッチャーなんだってね?」と、日本人メディアに話し掛けてきたという。
 日本のプロ野球投手だが、実は、ピッチャー以外のポジションは全くできない、走るのが遅い、あるいは、学校体育系の跳び箱、鉄棒が苦手といった“運動オンチ”も少なくない。小林宏はアスリートとしての運動神経も優れており、他競技のスポーツも得意な数少ない『万能タイプ』なのだ。こういう“内部情報”を知っているということは、やはり…。石川晃・球団副代表は「誠意を持って」と小林宏がFA取得した日にコメントしていたが、慰留にはかなり苦労させられそうである。

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