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弟子たちにあっさり見限られた元貴乃花親方が好きな演歌の歌詞

 元貴乃花部屋の子弟の絆は、この程度のものだったのか──。

 突然の部屋消滅で千賀ノ浦部屋への移籍を余儀なくされた8人の弟子たちに、元貴乃花親方(46)は「これからも何かあれば相談にのる」として、こう続けた。
「行き詰まったり、悩んだりしたときは、ここ(旧貴乃花部屋)に四股を踏みにくればいい。そのために土俵は置いてある」

 だが、肝心な弟子たちの“貴乃花離れ”は想像以上に早かった。

 まずは、1年前の日馬富士暴行事件の被害者だった貴ノ岩。10月30日、日馬富士に対する約2400万円の損害賠償を求めた訴訟を、あっさり取り下げたのだ。

 「母国モンゴルで、私の家族が強いバッシングを受け、非常につらい目に遭っている。もう裁判はやめてくれという要請があり、私もこれ以上は耐えられません」
 訴訟取り下げの理由を、こう明かした貴ノ岩は、治療費をはじめとする一切の費用も自分で負担すると表明。完全な泣き寝入りだ。

 「ひと言でいえば、頼みの綱だった元貴乃花親方が急にいなくなり、貴ノ岩はハシゴを外された形になってしまったんです。これでは、母国の大先輩を相手に法廷で闘えません」(担当記者)

 もう1人、鬱憤を晴らすかのように稽古に打ち込んでいるのが小結の貴景勝だ。先場所、三役で初めて勝ち越した貴景勝は、九州場所の番付発表会見で、次のように現状を語った。
「移籍して1カ月弱になるけど、マイナスに考えることは1つもなかった。稽古を含めて全部プラス」

 このコメント、移籍の影響はないと言いたかったのだろうが、元貴乃花部屋より現在のほうが充実した環境だとも聞こえるのだ。

 一方、当の元貴乃花親方は、バラエティー番組に出演し、感銘を受けた歌として吉幾三の『男っちゅうもんは』を挙げていた。
「この歌詞が、ケンカをするなら限度を知れとか、素直にごめんなさいや悪かったと言える男になれ、見栄など張らずに頭を下げろといった内容なのです。さすがに出演者は誰も触れませんでしたが、すべての視聴者が『この歌が好きなら、なぜ真逆の生き方をしてるんだ!』とツッコミを入れたはずです」(芸能記者)

 理想と現実が、あまりにも乖離している師匠に振り回された弟子たちは、その呪縛から解き放たれ、歴史に名を残す名力士に育つかもしれない。

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