「独立に関しては、安室と“男女の関係”にあるとされる音楽業界関係者が黒幕とされた。ややこしい話だけに、安室の獲得に手をあげる事務所はなく、仕方なく所属レコード会社内のレーベル=所属事務所という異例の形で独立騒動が収束した」(芸能プロ関係者)
安室の旧所属事務所では、昨年あたりから歌手で女優の西内まりやが一気に台頭。そんな状況も、安室の独立を後押ししたと思われるが、独立後、本格的に始動したのは9月。
全国ツアーをスタートさせ、来春のアジア公演も含めた大規模なものとなったが、そこで垣間見えたのが安室の苦境ぶりだったというのだ。
「独立したからには、いろいろ自分たちでビジネスを開拓していかないと金が回らない。そこで、これまでやっていなかったTwitterをツアーのスタートに合わせて開設。しかし、書き込みは少ないうえに、だいたいの書き込みはファンクラブに入会しないと続きが読めない。ファンクラブに入るには、入会金2000円(税込み、以下同)、年会費3000円、申込手数料が350円の計5350円を支払わなければならない仕組み」(音楽関係者)
いわばファンクラブへの“釣り”だが、常にチケットが“プラチナチケット”とされ入手困難だったにもかかわらず、フォロワーはまだ6万人。全員入会すれば3億円以上を荒稼ぎした計算になるが、ここに来て、ややパワーダウン気味だというのだ。
「以前ならファンクラブでもなかなかチケットが取れなかった。ところが、今月の東京公演では、何度か『まだチケットあり』という旨のメールが来た。『CAN YOU CELEBRATE?』など、往年のヒット曲の版権は旧所属事務所がしっかり握っているため、安室はツアーで歌いたがらない。そのため、歌うのはあまり知られていない英語の曲がメイン。確実に昔からのファンは離れてしまっている」(芸能記者)
来年以降、どうやって巻き返すのかが注目だ。