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ビジネス界にもイリュージョン? プリンセス天功、カンボジアでカジノホテルオーナーに

 国際的イリュージョニストのプリンセス天功が12月15日、江東区有明にある東京ベイコート倶楽部にて会見を行い、カンボジア・バベット経済特区に来年1月オープン予定のカジノホテル「ゴールデンパーム・ホテル&カジノ」のオーナーになることを発表した。

 毎度スケールの違う話題を提供しては世間を仰臥させるプリンセス天功だが、今回も仰天のニュースだった。天功がオーナーに就任したホテルは「ゴールデンパーム・ホテル&カジノ」という名称で、2012年1月22日にオープン予定。スカイラウンジを持ち、スイート10室を含む75室の客室、約300人の従業員を採用予定のホテルで、日本人オーナーが運営する日系カジノホテルとしては世界で唯一、その誕生も約5年ぶりだという。
 プレス向け資料では、「遠いカンボジアの地ではありますが、皆様お誘いの上お越し頂けることを心から願っています」と挨拶文にさらりと記した天功。不況まっただ中の日本にあっては、最近の天功のセレブニュースも少しばかり浮いた印象が拭えないが、本人はとにかく前向きでひたむきだ。

 この日は二人のスーツマンを脇に会見に挑み、「プリンセス天功のエンターテインメントショーがビジネス界に乗り込むという段階に入りました」と宣言。「ラスベガス王と言われるスティーブ・ウィンさんが、これからはアジアが発展する場所として、マカオに越してきました。わたしもウィンさんに追いつけ追い越せではないですが、頑張っていきたいと思っています」と決意表明。「急遽決まった事」としながらも、「わたしにできる事はエンタテインメント。日本のタレント、アジアのタレントは素晴らしい方がたくさんいるのになかなか欧米では紹介されない。ラスベガスにも少ない。わたしはアジア人のタレントをピックアップして、ラスベガスに負けないエンタテインメント空間を作っていきたい」と抱負を語った。

 ホテルの建つカンボジア・バベット経済特区はベトナムの玄関口にも当たり、その来訪者の90%がベトナム人だ。富裕層人口90万人と言われるベトナムの富裕層の増加速度は中国・インドに次ぐとされ、「ゴールデンパーム・ホテル&カジノ」はこのベトナムの富裕層の利用を多く見越しているという。

 (取材・文 名鹿祥史/山口敏太郎事務所)

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