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勝手に選ぶ芸能界10大ニュース その9 復帰したのりピーと華原朋美が明暗を分けた理由

 今年、かつてトップスタートして華やかなスポットライトを浴びていた2人が復帰した。

 1人はのりピーこと女優の酒井法子。09年に元夫とともに逮捕された薬物事件で3年の執行猶予付き判決を受け、11月下旬の執行猶予が明けた後に主演舞台で復帰した。

 もう1人は歌手の華原朋美。07年に仕事の薬物の過剰摂取によって精神的不安定になり仕事をドタキャンするなどして所属事務所から契約を解除されたが、12月1日付けで前所属事務所と再契約。今月、フジテレビの音楽特番の生放送で復帰した。

 しかし、復帰まではそれぞれ苦難があった。

 「酒井は福祉関係の資格をとろうと、パソコンで授業が受けられる大学に進学したものの、大学が経営不振に。元夫との離婚もなかなか進まなかった。今年に入ってからは、事件以来、酒井と1人息子をサポートしていた建設会社会長が亡くなり、復帰が暗礁に乗り上げたとも言われていた。一方、華原は不摂生な生活でかつての売りだった高音が出なくなり、クスリと男遊びを断ち切るため、父親がいる海外で療養し、兄が経営する福祉施設でのボランティア活動を行った。現事務所の社長に復帰を懇願する手紙を書くも、“前科”があるのでなかなか復帰を許されず、ようやく復帰がかなった。禁煙して太ったのでダイエットにも励んだ」(芸能記者)

 酒井の復帰会見には多くの報道陣が集まり、酒井は復帰の心境を聞かれ「マンモスうれピー」と“のりピー語”で表現。しかし、肝心の舞台の客入りは「6〜7割といったところ。今後のスケジュールは白紙」(演劇関係者)。

 一方、華原は復帰舞台で96年の大ヒット曲「I'm proud」を熱唱。24日にはライブイベントに出演し、来年春以降に新曲が発売されるという。

 ジャンルは違えど、酒井と華原の明暗が分かれた理由とは?

 「酒井はデビュー以来所属した前所属事務所の元社員が社長をつとめる事務所に所属しているものの、前の事務所が絡まない舞台を選んだ。要は目先の利益に走ってしまった。一方、華原はきちんと前の事務所に筋を通して再契約に至り、早くも、かつて恋人でプロデューサーをつとめた音楽プロデューサーの小室哲哉氏とのタッグ結成プランが浮上。事務所の社長も業界ではかなり力があるので、来年の紅白も狙えそう」(芸能プロ関係者)

 狭い芸能界だけに、きちんと筋を通すかどうかがかなり重要だったようだ。

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