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西宮市職員、公共施設キャンセル料着服の疑い “号泣議員”選出の同市、2018年以降8人逮捕の異常事態

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画像はイメージです

 兵庫県西宮市の35歳の職員が5日、公共施設の利用に関する書類を偽造したとして有印私文書偽造の疑いで逮捕されたことが判明。そのセコすぎる犯罪に怒りの声が噴出している。

 逮捕された男は今年4月、西宮市立勤労会館の予約について、「キャンセルがあった」と嘘を付き、全くデタラメな6人の名前を使い、前払い分の料金を返金するための還付請求書と領収書を偽造していた。5月頃、西宮市が使途不明に気が付き、事態が発覚。7月になり、西宮市が告発状を提出していた。詳細は捜査中だが、発生したキャンセル料14万円を横領した疑いが高く、警察が捜査を進めている。

 男には日常的にこのような偽造を繰り返し、キャンセル料を横領した疑いがある。金額が数百万円に及ぶ可能性もあるという。

 西宮市では2018年以降、職員が8人逮捕されており、極めて異常でモラルの低い状態が続いている。公共工事の入札情報漏えい事件に加え、小学校の調理師による盗み、小中学校の教師による女子トイレ着替えの盗撮、市役所職員が上司の財布から現金を盗むなど、犯罪のオンパレード。市役所の風紀や仕事意識は極めて低い状態で、緩みっぱなしなのだという。

 一般的に「役所仕事」という言葉があるように、市の職員は横柄で態度が悪いと言われる。しかし、それでも犯罪に手を染めることは殆どない。西宮市の2018年以降8人逮捕という数字は極めて異常事態であり、「酷すぎる」と言われても致し方ない。人事採用から職員の教育まで、全てが機能してない可能性が高い。

 ちなみに西宮市と言えば、あの「号泣議員」といわれた野々村竜太郎元兵庫県議会議員を選出した地区。大阪維新の会を明らかにもじった「西宮維新の会」を旗揚げし、「ワン大阪」ならぬ「ワン西宮」というスローガンを掲げた野々村元県議を当選させた街である。この件については、当時大阪市長だった橋下徹氏も「ワン西宮って初めから一つじゃないですか。ワン西宮ってのが僕はわからない」と苦言を呈した。

 職員の不祥事が相次ぎ、ナメられている気さえする西宮市。市民は怒りの声を挙げるべきかもしれない。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201908/0012580516.shtml
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201905/0012371362.shtml

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