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アンダーテイカー沈黙を破るもシナを168秒葬!メインはレスナーがレインズに完勝

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©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

WWE
『レッスルマニア34』
▽9日(日本時間) ニューオリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム
観衆 78,133人(超満員札止め)

▼時間無制限1本勝負
●ジョン・シナ(2分48秒 体固め)ジ・アンダーテイカー○
※ツームストン・パイルドライバー

 “墓掘り人”“デッドマン”がレッスルマニアの舞台に再び蘇った。これまでジョン・シナの対戦要求に無反応を貫いていたジ・アンダーテイカーが、突如『レッスルマニア34』のリングに現れたのだ。

 この日のシナは番組の冒頭から観客として来場している姿が映し出されていた。シナの前にどんな形でアンダーテイカーは現れるのか?はたまた、違うサプライズがあるのか?試合と試合の狭間に起こすシナのリアクションから目が離せなかった。

 ここで、いったん事態を整理しよう。昨年のレッスルマニアでロマン・レインズに敗れたアンダーテイカーは引退を示唆していたが、今年1月に行われた主力ブランド、ロウの25周年記念大会に登場した。シナは2月のロウでレッスルマニアでのアンダーテイカー戦を希望し対戦要求。しかし、アンダーテイカーは無反応だった。その代わり、3月のダラス公演ではアンダーテイカーの弟・ケインにチョークスラムを決められてしまった。

 いざ、レッスルマニアのリングにシナが登場すると会場がいきなり暗くなった。しかし相手として登場したのはアンダーテイカーではなくアライアス。会場は大ブーイング。シナはアライアスにアティチュード・アジャストメントを決めて蹴散らすとリングを降りてしまう。

 シナのテーマ曲が流れていたが、ここで再び会場が暗転。鐘の音が鳴り響き、ついにアンダーテイカーが暗闇から現れた。アンダーテイカーはシナにクローズラインを決めると、スネーク・アイズからランニング・ビッグ・ブート、レッグドロップと流れるように攻め込んで右手を高く突き上げた。

 一度はチョークスラムを回避してアンダーテイカーをダウンさせたシナだったが、アンダーテイカーはむくりと起き上がるとチョークスラムを炸裂させた。最後はアンダーテイカーが首を斬るポーズを決め、必殺のツームストーン・パイルドライバーでシナを葬った。退場しながら観客を見渡し、アンダーテイカーが拳を突き上げるとメルデレス・ベンツ・スーパードームに雷鳴がどどろいた。次に現れるのはいつの日になるのだろうか?

▼WWEユニバーサル選手権試合
<王者>○ブロック・レスナー(15分51秒 エビ固め)ロマン・レインズ●<挑戦者>
※F5
※レスナーが防衛成功

 AJスタイルズ対中邑真輔のWWE選手権試合を従えて、メインイベントはユニバーサル王者ブロック・レスナーとロマン・レインズの頂上決戦がラインナップされた。試合は、F5を6発叩き込んだレスナーが王座防衛に成功し、今年最大の祭典の最後をしっかりと締めてくれた。

 試合はゴングと同時にレインズに攻め込んだレスナーがスープレックス3発を決めると、レインズも反撃。しかし、レスナーがカウンターのヒザを叩き込むと流れが変わった。レスナーはF5を5発も繰り出すと、さらにグローブを取ってレインズを滅多打ち。残った力を振り絞りスピアー2発をレインズが繰り出すもカウント2で返されてしまい万事休す。最後はレスナーがこの日6発目のF5を決めるとレインズはキックアウトできなかった。

 世代交代が期待されていた今回の対決だが、試合をしてみれば力の差は歴然。とはいえレインズのような選手がWWEを引っ張っていかなければ未来はない。1年後にもう一度見てみたいカードである。

文・どら増田
写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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