一方で、相葉雅紀が中心の番組で順調なのは「相葉マナブ」(テレビ朝日系)。自身初の冠番組で、今年放送10周年を迎えた。現在は、同番組を通じて公私ともに大親友となった小峠英二(バイきんぐ)、澤部佑(ハライチ)がマナブファミリーだが、スタート時の13年は澤部や渡部建(アンジャッシュ)らだった。
渡部と言えば、20年6月に複数の女性と淫らな関係にあったことが発覚。妻の佐々木希と男児の良きパパだったイメージは崩壊して、“トイレ不倫”のレッテルを貼られた。CMとレギュラー番組全てを失い、現在も一部ネットやチバテレビの冠番組「白黒アンジャッシュ」が復活した程度。ピーク時には遠く及ばない。
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当時、大きなショックを受けた仕事仲間の一人が相葉だった。「相葉マナブ」は自然の中でのオールロケで、地元の人たちとの出会いがあれば、予期せぬアクシデントも多い。その都度、現場スタッフやレギュラーメンバーたちと乗り越えたチーム感がかなり強い。相葉は番組収録後に小峠、渡部としょっちゅう飲みに行くと語っていたことから、“ウラ渡部”を知った衝撃は辛かったようだ。
「初冠番組を戦友と呼べる仲間と支えた意識が、かなり強いようでした。さらにショックだったのは、相葉さんにとっての繋がりで仲間が芸能界から追放されるのは、これが最初ではなかったということでしょう。この事件発覚の約2年前には、TOKIOの山口達也さんも姿を消しているのですから」(芸能ライター)
山口氏は18年、自宅マンションで酩酊状態の中、女子高生に無理やりキスしたなどの疑いで書類送検(その後起訴猶予)。グループを脱退し、ジャニーズ事務所から契約を解除され、芸能界から引退した。20年9月には、酒気帯び運転で現行犯逮捕。今年3月、「株式会社山口達也」を設立して、現在はアルコール依存症者に向けた講演や危機管理セミナーなどで活動している。
ジャニーズ時代は、木村拓哉と双璧を成すほど大のサーフィン好きで知られ、4人家族ごと海の近くに引っ越したほど(夫婦はすでに離婚し、家は売却)。そんな山口氏に影響されて、サーファーになったのが相葉だった。山口氏は嵐で最初に松本潤に教え、その流れで相葉が雑誌企画でサーフィンに挑戦。プライベートでもどっぷりハマった。
相葉の原点と言うべく2人が、ジャニー喜多川氏(享年87)と同じ性加害者だったとは……。それでも、心まで離れていないことを願いたい。
(伊藤由華)