札幌市内のホテルで頭部が切断された男性の遺体が見つかり、娘・父・母の親子3人が逮捕された同事件。娘と被害者男性は知人関係で、2人になんらかのトラブルがあり殺害動機となったと伝えられているが、一部メディアでは、被害者は女装趣味があり娘を油断させ「不同意性交」に持ち込んだのが全てのきっかけではないかと報じている。
>>「おぐらが斬る!」札幌首切り事件 容疑者一家を支配していたのは娘だったのか?<<
この日の『ゴゴスマ』では、最新情報として、父親は24日朝にネットカフェで逮捕されたこと、被害者の頭部は腐敗が進んだ状態で容疑者宅2階の浴室から見つかったこと、更に、容疑者自宅から娘のものと思われる金髪ウィッグ、黒っぽい服が押収されたことなどを伝えた。これは、事件当日被害者とホテルに入った人物が身に着けていたものと似たウィッグと服装だという。
他にも、番組では娘・容疑者の人となりも掘り下げ。現在29歳の容疑者だが、20代前半の2017年ころからアクセサリー教室に通っていたという。番組はこのアクセサリー教室の講師からコメントをもらい、受付に突然来て「入りたい」と言ったことや、体験時には母・容疑者も同行。半年間は月1回の教室に欠かさず出席、2017年後半から休みがちになり、2018年、2019年は在籍しながらも出席無しだったという。また、娘・容疑者はリング・ペンダント・人形につけると思われる飾りを熱心に作っていたとのことだ。
これに視聴者からは「アクセサリー教室の情報に何の意味が…」「数年前の趣味の教室の出席状況なんて…必要?」「アクセサリー教室の受付にアポなしで行くことがコミュニケーション能力が低いてどういうこと? 事前に電話で問い合わせた方が良いのは解るけど『突然来た』て言い方も」「現在も引き篭もりの人らは沢山おるのに、そういう人らへの偏見や差別に繋がり本人、家族に不安を与えるだけやろ」と、疑問の声がSNSに集まった。
番組では被害者と娘の関係、被害者の人となりには触れず、動機も明確ではないとしている。番組出演者のA.B.C-Zの河合郁人が「トラブルが気になる」とコメントすると、司会の石井亮次アナウンサーも「そのトラブルが何なのか、というのはまだよくわかっていない」と苦しそうに続けた。
ネット上には一部メディアで前述のトラブル内容が伝えられており、「トラブルがわからない」という石井に疑問を持つ視聴者もいた。
また、父・容疑者が昨年から自宅駐車場で食事をとったり長時間車内で過ごしていたという情報を受け、元神奈川県警察本部刑事の小川泰平氏が「被害者が容疑者(娘)につきまとっていたりとか、実際に家に来たことがあるとか、そういったことがあるから、見張り番をしていた可能性もあるのではないか。本当に見張りだとしたら、昨年末から(犯行について)考えていた可能性はあるのでは」と推測。他の出演者は一切口にしなかった、動機について言及した形となった。