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トークショーで東京2020大会に言及した水谷。「ちょうど2年前の7月26日に(卓球)混合ダブルスで金メダルを獲って、その日をきっかけに左手に持つのがラケットからマイクに変わりつつあるので忘れられない」と伊藤美誠選手との歓喜の瞬間を振り返った。
2024年パリオリンピックの開幕までちょうど1年。2016年リオ五輪で残り13秒から大逆転で金メダルを掴んだ登坂は、リオ大会1年前の心境を「想像はできなかったですけど、1年前からオリンピックに焦点を合わせて、絶対に金メダルを獲ると決めていました」と決意して大会に臨んだ。
2000年シドニー大会のマラソン競技で、日本女子陸上初の金メダルをもたらした高橋は「4年に一度のオリンピックは特別。異様な雰囲気で、皆のかける思いがその空気を作り出すんでしょうか。パリって言ったらパリパリって割れそうな張り詰めた雰囲気」と大会前の緊張感を表現した。
多くのアスリートがオリンピックにピークを設定しているが、高橋自身はシドニーで「走る前からいけると思っていました。相手がどのくらい強いとか、他の人がやっていることはわからなかったのですが、やるべきことをやっていたので勝つことしか考えらえなかったです」と試合前から勝利を確信していたと話した。
現役アスリートとして登壇した土井は「フランスと日本のハーフで、フランスリーグで7年間プレイしました。東京の後にパリというのが僕の中で感慨深いものがある」とゆかりの地での開催に喜びもひとしお。東京大会との違いについて、「暑さに関してはパリの方がやりやすいと思う。湿気が少ないので屋外競技は有利」と穏やかな気候が味方すると予想した。
イベントではオリンピアンも加わり、一般応募者との卓球やハンドボールのストラックアウト対決が行われた。また、オープニングアクトで、パリ大会から正式種目となるブレイキンのTOA、RA1ON、Riko、Yuika、YUINAと日本代表選任コーチのKatsu One、またMCのKENTARAWが登場し、アクロバティックな演技を披露。プライベートで観覧に訪れていたDA PUMPのKENZOも飛び入りし、会場を大いに盛り上げた。
(取材・文:石河コウヘイ)