各メディアによると、父の市川猿翁が一大スペクタクルとして163年ぶりに復活させた同演目。今回はそこに現代の最新技術も加え、32年ぶりの上演。最大の見どころは、歌舞伎界でも珍しいダブル宙乗り。通常の宙乗りは客席にせり出した花道の上で行うが、今回は客席の頭上でも舞い上がったという。
劇中では主人公が父親に切腹を迫るというシーンも。猿之助容疑者の事件を連想させてしまう場面だが、中車は持ち前の顔芸やせりふ回しを駆使し、深刻になりすぎない工夫を凝らした印象を与えたという。
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「猿之助容疑者の事件があっただけに、その代役にはことごとく注目が集まっているが、中車と市川團子親子は最も注目を集め、集客も好調。歌舞伎界の救世主になりそうな勢いで関係者も胸をなで下ろしている」(演劇担当記者)
中車といえば、46歳で歌舞伎界入りしただけに、一門の中ではあまり信頼されておらず、猿之助容疑者のように一門をまとめることが難しいことがこれまで複数のメディアで報じられている。
さらに、香川としては、昨年8月に一部で過去の銀座のクラブホステスに対する性加害が報じられ、続々と出演していたテレビ番組を降板。俳優として窮地に追い込まれていたところ、まさに〝命がけ〟でイメージ回復を図っている。
「猿之助容疑者が容疑者役で出演しているため撮り直す必要がある、天海祐希主演の映画『緊急取調室 THE FINAL』の代役は、声質も顔も似ている香川が最も適役では。香川が代役を務めれば賠償金を支払う必要もなく、一門を救うことにもなる」(芸能記者)
とりあえず、今月は歌舞伎の舞台に集中することになりそうだ。