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岸田総理が解散総選挙に踏み切らなかったワケは「邪悪だと伝わった」元日テレ記者が裏側明かす

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画像はイメージです

 6月20日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏がゲスト出演した。

 そこで、岸田文雄内閣が踏み切るのではないかと一部で取り沙汰されていた解散総選挙がなかった理由を明かした。

 青山氏は「(解散の話は)最初からなかったという人もいますけど、僕は確実に念頭にあったと思っています」と語った。また、自民党内部の動きとしても選対(選挙対策本部)は、今のタイミングで選挙をやれば勝てるという見込みもあったという。さらに一部の議員は選挙を見越して車を借りる、事務所を借りるといった動きも見せていたという。

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 MCの辛坊治郎氏が「(岸田内閣に)サミット後に比較的高い支持率が戻って来るチャンスはそうそうない」と話すと、青山氏は同意を示し、「もうウクライナ訪問もないし、日韓の関係改善もないし、内閣不信任案も出て来るタイミングもないですから、ここまでのチャンスはなかった」と話した。

 それでも選挙が行われなかった理由としては、前回の総選挙から2年弱とタイミングが「早かった」のと、連立与党を組む「公明党が大反対した」2つの大きな理由があると青山氏は明かした。

 辛坊氏は「歴代の解散できなかった内閣」はズルズルと支持率を低下させ、政権末期を迎えるケースがあると指摘すると、これにも青山氏は「よくあるパターン」と話した。岸田内閣の支持率低下はマイナンバーカードの問題や、秘書官をしていた長男のスキャンダルなどもあるが、もっとも大きなものは「解散を打てない時に解散権を弄んだ」原因が大きいと指摘。「(岸田氏は)政治屋で邪悪だということが伝わった」とし、支持率回復は難しいのではないかと話していた。

 これには、ネット上で「衆院解散ってやはり決断力が必要なんだな」「LGBT法案がらみの問題も大きかったと思う」といった声が聞かれた。

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