第10話は、県警捜査一課の風間公親(木村拓哉)と中込兼児(染谷将太)は、変死体が発見されたという現場に臨場する。死亡したのは、住宅街の一軒家に住む認知症患者の仁谷清香(竹下景子)。発見したのは22歳年下の夫・継秀(岡田義徳)だった。清香は電話機の近くに倒れていた。調理中だったようでフライパンが置かれ、アルミホイルの上の鰆が焦げて炭化しており――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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第10話で描かれた事件は、他に好きな女性ができた夫が、妻を疎ましく思い殺害したというもの。認知症で、毎週同じ時間に同じ料理を作ること、別の作業を頼むとその直前までしたことを忘れるという妻の病状を悪用した犯行が描かれた。
夫は外出先から自宅に電話をかけ、フライパンに火をつけたタイミングで冷蔵庫の整理を妻に依頼。妻はフライパンに火をかけたことを忘れて冷蔵庫の整理を始め、フライパンはそのまま空焚きされてしまうことに。やがて、フッ素加工樹脂で加工されたフライパンからフッ化水素が発生し、妻はガス中毒で死亡してしまったことが判明した。
「しかし、古いガスコンロならまだしも、最近のガスコンロは空焚き防止のための過熱防止センサーがついており、ある程度高温になると自動的に火が止まる仕組みになっています。作中映ったガスコンロにも、温度センサーがしっかりと映っており、“フライパンの空焚きで死亡”は無理がありすぎる展開でした」(ドラマライター)
このオチに、ネット上からは「温度センサーめっちゃ映ってた」「安全装置動くでしょ」「空焚きするとすぐ消えるからこの事件無理すぎ」「そもそも空焚きで人死ぬほどのガス発生するか…?」「ガス警報器は感知しないんか」といったさまざまなツッコミが集まっていた。
安全装置つきのガスコンロで、空焚きによるガス中毒死はさすがに無理があったようだ――。