第9話は、鉄道線の上を通る歩道橋で、加茂田亮(金井勇太)という男が刺殺される事件が起き、風間公親(木村拓哉)が臨場する。そこに、新人刑事の中込兼児(染谷将太)がやって来て――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
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第9話で描かれた事件は、かつて加茂田が起こした強盗事件の被害者の恋人・篠木瑤子(早見あかり)が復讐で加茂田を殺害したというもの。しかし、その犯行の証拠にネット上が騒然としている。
法律に詳しい篠木は、一見完璧な計画を立てていたものの、実は加茂田をナイフで刺した際、加茂田が腸の病気の疑いのために飲んでいたカプセル内視鏡が、腸から飛び出していたことが判明。一方、カプセルは篠木が現場で踏み付け、排水口に流されていた。
しかし、その踏みつけるまでの間、内視鏡はしっかりと篠木の顔を撮影。モニターが入った加茂田のカバンは、犯行の際に歩道橋から電車の屋根に乗ってしまったものの、電車は広島まで行き、再び戻ってきたため、警察が確保。
モニターに映る自身の顔を見て、篠木はようやく観念するという展開となっていた。
このオチに、ネット上からは「コナンよりズコー!なるわ」「レアケース中のレアケース」「そもそもカプセル内視鏡であんなにピントが合うわけない」「んなアホな」「広島行って帰って来て落ちなかったカバンも地味にすごい」といったツッコミが殺到している。
「また、ドラマ内ではカプセル内視鏡が、はっきりと篠木の顔を映していましたが、実際にはレンズのピントがごく手前に設定されているカプセル内視鏡が、人の顔を映すのは不可能。前週までの白石麻衣に代わり、今週からは演技力に期待が集まっていた染谷将太が出演しているだけに、ストーリーのお粗末さにがっかりする視聴者も少なくありませんでした」(ドラマライター)
毎回アクロバティックな証拠が物議を醸す『教場』。リアリティはもはや追求しないのだろうか――。