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ビッグフットの代表的な映像「パターソン・ギムリン・フィルム」の正当性について専門家が言及

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画像はイメージです

 北米大陸を代表する未確認生物といえば、謎の獣人ビッグフットだろう。身長は2メートルを超すこともあり、その名の通りに大きな足が特徴的だ。

 UMAの中では珍しく現代でも定期的に多くの人に目撃されており、写真なども記録されてもいるが、実在している確たる証拠は出てきていない。

 ビッグフットを捉えたとされる代表的な映像がパターソン・ギムリン・フィルムだ。
 この映像は時間こそ非常に短いものの、二足歩行する奇妙な生物がこちらを振り返り、森の中に消えていく様子を捉えたもの。ビッグフットについて詳しくない人でも連想する映像となっている。

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 この映像は1967年に撮影されて以来、ビッグフットの存在を裏付ける重要な証拠として、専門家や懐疑的な人々の追及の対象となってきた。

 現在ではこの映像に対して懐疑的な見方が大半となっているが、UMA研究の第一人者であるトーマス・マーカム氏は「ビッグフットの存在が確実であることが証明されれば、映像の正当性も証明される可能性がある」と主張している。

 マーカム氏はDaily Star紙の独占取材に対して次のように語っている。
 「パターソン・ギムリン・フィルムはビッグフット研究の中で定番であり、映像についても何十年も分析されてきました。ある人は偽物だと確信し、ある人は本物だと確信しており、意見が分かれています。しかしビッグフットが存在することが証明され、受け入れられたならばこの映像も正当性が得られることになると思います」

 マーカム氏は、この映像がUMAの一種サスカッチの証拠であるだけでなく、当初サスカッチに興味を持った人々に影響を与える方法としても重要な意味を持っていると強調した。

 「長年にわたり、この映像は多くの研究者を未確認生物研究の分野に引き込んできました。しかし今現在、この映像が一般の人々にビッグフットを証明する上で重要なものになりえるでしょうか」

 こういったUMAを捉えた映像の中でもインパクトが強いものは、多くの人に興味・関心を抱かせるという意味で重要で、誰もが連想する象徴的な映像であるため、映っているものが本物のビッグフットであったならば映像の信憑性が格段に上がるからだとマーカム氏は語る。

 パターソン・ギムリン・フィルムが本物であるか、いつになったら証明されるかは「時間がたたないと分からない」とマーカム氏は語っている。

 近年ではデジタル修復技術の精度も上がってきているので、当時の粗い画像が鮮明に再現される日が来るかもしれない。そうなると、パターソン・ギムリン・フィルムの真贋論争にも決着がつくのだろうか。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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Legendary Bigfoot footage to be 'vindicated' if species is proven to exist, expert says(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/legendary-bigfoot-footage-vindicated-species-30119229

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