>>全ての画像を見る<<
松本はこの日、奇抜なデザインのドレスを着用して登場。「プラスティックゴミとして廃棄される予定だったものを使って作ったドレスです。もともとは何だったのかな、と思わせるようなもので素敵です。こんな風にお洋服にも生まれ変わることができるんだなって思いました」と嬉しそうに衣装を翻して紹介する。地球の様々な問題に対しても、毛利さんの話に真剣に耳を傾け、「私は地球が大好き。100年後の地球の姿が変わっているかと思うと、これからの未来のことが心配です。一人一人が環境問題について高い意識を持つことが大事だと思いました」と話した。
毛利さんも「今、私が宇宙から見ている地球はとっても綺麗ですよ。でも、将来、温暖化や森林伐採が進んで、地球の姿が変わっていくかもしれない。私たちが環境問題に対して、どういう手を打っていくかが大事だと思います」と地球儀を前に、地球の環境問題の重要さを訴える。その後、火星の姿を例に挙げ、「もし、地球の海の水がなくなったら、火星そのものになるんです。火星は今、赤茶けているけど、昔は海があったんです。でも、今は生き物が一切住んでいない。地球がそういう状態にならないようにしないといけない」と呼びかける。
毛利さんはまた、環境問題の解決を宇宙に求める風潮にも警鐘を鳴らし、「多くの人が、地球が住めなくなったら宇宙に行けばいいじゃないかと言いますが、今の生物が住める地球になるのに40億年もかかっているんです。人間が人工的に月や火星を住める場所に変えることは無理だと思います。地球を大切にすることが一番重要です」と話す。
プラスティックゴミの問題に対しても持論を展開し、「孫がレモンソーダが大好き。家族4人で住んでいるので、24個入りのボックスを買って毎週のように飲んでいます。でも、そのために年間に何本のペットボトルを消費しているかを考えると、とても罪の意識も感じます。そういうものを減らす努力をすることも大切。そして、私たちは自然のためになることをしているんだよという意識を普段から持つことも重要です」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)