同局の広報は5月30日、《【SONGS × 男闘呼組】えー、お待たせしました(待ってました!!!)。NHKに残っていた、デビュー前から活動休止に至るまでの映像を紹介します》と告知した。
ジャニーズといえば、創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川前社長からの性加害告白が相次いでいる。そんな中、同バンドの高橋和也が、先月25日に行われたツアーの愛知公演で、「今、ジャニーズ事務所が大変なことになっているが、俺たちは昔、ジャニーズだったことに誇りを持っている」と時期的に配慮に欠ける発言で批判が殺到。
>>ひろゆき、ジャニー氏報道の事務所対応に「知らなかったと言い続ける簡単なお仕事」NHK報道にも言及<<
そして、NHKは看板ニュース・報道ドキュメンタリー番組「クローズアップ現代」の5月17日の放送で、当初の予定を変更してジャニーズの性加害問題を特集。報道機関としてしっかり問題と向き合う姿勢を見せていたのだが……。
「男闘呼組のメンバーに〝罪〟はないが、ジャニーズを擁護したグループを出演させるのはいかがなものか、という声が大半。さらにツッコむと、メンバーの中にも被害者がいるかもしれない。当初の予定で決まっていたかもしれないが、あまりにもタイミングが悪過ぎた」(音楽業界関係者)
ジャニーズの性加害問題は、今年大みそかのNHK紅白歌合戦に少なからず影響を与えると言われており、ジャニーズ側が出場を辞退する可能性もささやかれている。
ところが、NHKの猛プッシュぶりからして、男闘呼組が1989年以来、34年ぶり3回目の出場を果たすことになるかもしれないという。
「8月の日本武道館公演での解散を宣言しているが、ファンからは活動継続を望む声が多く上がっている。紅白に出場させれば注目度は高いはず。おまけに、すでにジャニーズを退所しているので、ジャニーズ勢が辞退しても〝抜け穴〟的に出場させてしまうのでは」(芸能記者)
ジャニーズの問題に対する、局内の意思統一ができていないようだ。