同作は東京・渋谷の公共トイレで清掃員として働く平山(役所)の日常を描いた物語。役所は5月30日、都内で行われたNetflix(ネトフリ)の主演ドラマ「THE DAYS」(全8話、6月1日配信開始)のワールドプレミア舞台あいさつに出席し、受賞後国内で初の公の場となった。
各メディアによると役所は、「昨日、帰ってきました。皆さんの応援がカンヌまで届いていました。ありがとうございます」と観客に感謝。「『THE DAYS』も『パーフェクトデイズ』も名前が似てますけども、この作品はみんなで力を合わせて志を持って作った作品です」とあいさつしたという。
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「ネトフリのドラマは、2011年3月の東日本大震災に伴う福島第一原発事故発生から数日間を、政府、電力会社、現場目線から描いたものなので、世界的にも話題になりそう。カンヌで名前を世界にとどろかせたことから、今後、海外作品のオファーも増えるのでは」(芸能記者)
そんな役所の公開中の主演作が「銀河鉄道の父」。小説家・門井慶喜氏が宮沢賢治の父である政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作を映画化。
役所が政次郎、長男・賢治を菅田将暉、賢治の妹・トシを森七菜が演じ、5月5日に350館で大規模公開されたのだが……。
「公開初週の『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)では7位、翌週も7位だったが、3週目でトップ10圏外に降格。決して明るくない話だったこともあって、集客に大苦戦してしまった。もっと、公開日とカンヌでの戴冠が近ければ〝カンヌ効果〟で集客できたのでは」(映画業界関係者)
菅田と森が脇を固めてもヒット作とはならなかったようだ。