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バンドブームの最中で…悲しき少年楽器泥棒現る!【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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 1970年代中盤から1990年代初頭まで、日本は空前のバンドブームが到来していた。

 大きな原動力となったのは、サザンオールスターズ、世良公則&ツイスト、RCサクセションを始めとする若手ロックバンド達が音楽界を牽引し出した事、ヤマハ主催「EastWest」を始めとする若きバンドマン達の登竜門的なコンテストが全国で行われていた事などが挙げられる。

 それだけに、この時期には「自分たちもやってみたい」と学生バンドを結成する学生も多かったのだが、中には高価な楽器を巡って犯罪行為が行われる事も少なくなかったようだ。

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 1985年12月、東京都某市で計45人の未成年者が、窃盗の容疑で逮捕ないしは補導されていた事がわかった。彼らは深夜の住宅や学校に忍び込み、楽器やカーステレオなど高価な商品を盗み出していたと言い、その被害総額はなんと1600万円を超えるという。

 逮捕された中には中学生もおり、彼は学校の先輩である高校生二人とグループを組んで、夜の学校へと忍び込み、音楽準備室へ泥棒に入った。彼らの目当ては吹奏楽器のサクソフォーンであり、その値段は30万~60万円もする高価なものであった。

 彼らが何故サクソフォーンを盗んだかについては、警察の取り調べによると「チェッカーズに憧れていたから」であったという。チェッカーズは当時、若者を中心に絶対的な知名度&人気を誇っていたバンドで、特にリードボーカルの藤井郁弥とサックス担当の藤井尚之の兄弟は大人気であった。

 彼らは藤井尚之のファンで、サックスを練習したかったそうだ。だが、学生の身分では高価なサクソフォーンは到底手に入る訳もなく、仕方なく夜の学校へと忍び込み、楽器を盗んでいたという。

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