1970年代後半、岡山県津山市のある高校で、授業中に先生が生徒から暴行を受けて全治1か月の大怪我を負うという事件が発生した。当時の記録によると、ある日、国語教師が授業のため教室へ入ると、高校1年生のとある生徒が突然、教師へ飛び蹴りを行ったという。
そして、生徒はそのまま教師の胸ぐらを掴み、足払いをして倒し、殴る蹴るの暴行を加えた。さらに、生徒はタバコの火を押し付けたり、バケツに入った水をぶっかけるなど暴力の限りを尽くしたという。生徒は誰か仲間を引き連れていた訳ではなく、単独での行動あった。また、生徒は空手部に所属しており、武道の心得があった人物であった。
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この高校生が暴力の限りを尽くしたのは、数日前に発生した授業中でのトラブルにあった。ある日、国語教師が授業中に騒いでいた生徒を叱った際、1人の生徒を名指しで注意した。その生徒こそ、暴行を加えた空手部生徒であり、彼は「なんで俺だけ注意するんだ」と抗議。その際に、腕を振り回し殴りつける素振りを見せた事から、生徒は停学処分(後に自主退学処分)になってしまったのだ。
そして停学開け、納得できない生徒は教師を本格的に殴りつける事にしたのだという。異様だったのは、これら暴力行為は周囲の生徒が止める訳もなく、全員見て見ぬ振りをしていたという点である。
止められなかったのか、空手部の生徒を庇っていたのかは不明だが、30名はいるクラスメート全員が暴行事件を気にも留めなかったのは異様であり、暴行を受けた教師はその点も大きなショックを受けていたという。