ハプニングが発生したのは、試合開始直後の1回表2死一塁でのこと。打席の日本ハム・野村佑希は、カウント「1-2」からロッテ先発・佐々木朗希が投じたフォークをスイング。バットの先をかすめる捉え損ねのファールとなったが、軌道が変わったこの球が松川の股間にノーバウンドで直撃した。
腰を大きく引きながらその場にうずくまった松川は、右手で患部を押さえながら地面をのたうち回るなど悶絶。ロッテのトレーナーが松川の元に駆け寄ると、中腰状態になった松川の腰付近をさするなど、どうにか痛みを紛らそうとした。
打球直撃から約1分後、松川は何とか立ち上がると負傷交代せずに出場を続行。佐々木を「6回無失点・被安打1・11奪三振」と好リードした後、7回裏の第3打席で代打を送られベンチへ退いた。
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松川の打球直撃に、ネット上では「松川かなり悶えてるが大丈夫なのか」、「146キロのフォークがほぼモロに直撃は絶対キツいだろ」、「のたうち回ったあとも痛みあるのかフリーズしてるな…」、「立ち上がるまで割と時間かかったからマジでヒヤッとした」といった心配の声が寄せられた。
また、中には「野村も松川のこと結構気遣ってるな」、「あまりの悶絶ぶりに責任感じたのか?」といった野村の様子に注目するコメントも。今回のハプニング中、野村は自身の足元まで転がってきた松川の背中に右手をポンと置いたり、立ち上がった松川に右手を前に差し出しながら頭を下げたりしていたが、松川の痛がりようを見て内心申し訳なさも感じていたようだ。
試合後の報道では、松川が今回のハプニングで故障を負ったなどの情報は特に伝えられていない。ただ、開幕から1週間足らずで故障離脱となれば本人、チームにとって大きな誤算となっていただけにヒヤヒヤしたファンも多かったようだ。
文 / 柴田雅人