「彼の名前は、『杉山』と言います。営業の仕事をしていて、私の勤めている会社にたまに出入りをしていました。そこで知り合い、2人で出かけるようになり、何度目かの食事の際に、お店で告白をされました。私としては、好きという気持ちはあったんですが、付き合うまでは…という思いもありました。なので、断ろうとした瞬間です。
彼がおもむろに立ち上がり、私の前に膝をつきました。そして、土下座を始めたんです。“君以外考えられない”と深々と頭を下げられました。私のためにそこまでしてくれるとは…と考えを改め、OKしました。顔を見ると、床に強くこすりつけたせいか、おでこが赤くなっていました」
>>股間にぶら下がっていたもの~女がドン引く瞬間~<<
交際スタート後、彼のおでこの赤いアザはしばらく消えなかったそう。その理由がある時、明らかになったという…。
「私が、ある取引先の会社に出向いた時でした。そこで、偶然彼を見かけました。彼もその会社に営業に来ていたよう。彼は、玄関ロビーのソファーで誰かと話をしていました。少しの間その様子を眺めていると、彼が急に立ち上がりました。そして、相手の目の前で土下座を始めたんです。“よろしくお願いします!”と大きな声を上げていました。
彼は実は、誰に対してもよく土下座をする人だったんです。おでこの赤みが消えなかったのも、そのため。彼の土下座に、それほどの価値はなかったんですね。その後、彼の職場の人の情報によると、彼は社内で、『土下座の杉山』という異名で呼ばれているとのことでした」
プライドを捨てて土下座ができるのは、ある意味すごいことだ。彼女も、もし機会があれば、土下座をトゥギャザーしてみてはいかがだろう。
写真・Hernán Piñera