「彼と初めて会った時、すごく優しくていい人だなと思いました。容姿がいいというわけではなかったんですが、印象が良く、すぐ好きになりました。それからしばらくデートを重ねていきましたが、いっこうに告白してくる気配がありません。彼はとてもシャイで、恋愛経験も少なかったんですね。だから、告白は私がしないと…と思っていた時でした。
>>神を冒涜する行為に~女がドン引く瞬間~<<
突然、彼から電話が掛かってきたんです。“こんなこと電話で言うべきじゃないんだけど”と言い、“付き合って欲しい”と告白されました。大胆で、堂々としていて、彼らしくないとは思ったんですが、嬉しくて涙が出ました」
2人は交際を始め、4年の月日が経ち、ついに結婚を決めたそう。話はすんなり進むかと思いきや、ここで事件が起きてしまう…。
「彼の実家に初めて挨拶に行った日。ご両親と、3歳下の弟さんが迎えてくれました。この弟というのが、彼と全く似ていないんです。写真で見たことはありましたが、実物は長身でイケメン。明らかに女性にモテるタイプでした。
初めて挨拶を交わした時、あれ…と思いました。見た目は彼と全然似ていないのに、声が全く同じなんです。ご両親も、“声だけだと兄弟どっちか分からない”と言うほど。
そして、家に帰ってきて、何気なく彼に聞いたんです。“電話で告白してくれた時って、まさか相手は弟さんじゃないよね?”と。すると、彼が黙ってしまいました。すぐに“違う違う”と否定し始めましたが、完全に嘘をついているのが分かりました。あの時の私の涙を返して欲しかったです」
彼の取った行動は、苦肉の策だったに違いない。しかし彼女としては、やはり告白は本人の肉声で聞きたかったことだろう。
写真・Andy Morffew