「彼はよくイタズラをしてくるタイプでした。例えば、バッグの中に入れていたはずのスマホが見つからなかったりするんですね。落としたんだと思って焦るじゃないですか。すると彼が、“ジャーン”と私のスマホを見せてくるんです。勝手に抜き取っていたんですね。
>>愛車の運転席で戯れる姿に~女がドン引く瞬間~<<
私はある韓流アイドルが好きで、ライブなどにも行くんです。ある時、部屋でそのアイドルの写真集を見ようとしたんですね。すると、顔にイタズラ書きがされていました。メガネをかけて鼻血を流し、たんこぶを作っていました。ショックでした。犯人は彼だと思い、問い詰めると、“嫉妬しちゃった”と言うんです。そう言われると、あまり強く責めることができませんでした」
そうやって彼にイタズラを受けながらも、関係は良好に続いていたそう。ところがある日、彼女は衝撃の光景を目撃する…。
「彼の家に遊びに行った時です。本棚があって、そこにアルバムがありました。高校の卒業アルバムでした。私は、後でからかってやるぐらいの軽い気持ちで、そのアルバムを取り出しました。
でも、中を開いてビックリ。個人写真のページで、端から端まで生徒の顔にイタズラ書きをしているんです。誰の顔も、原形をとどめていませんでした。思い出の品に何しているんだろう…と怖くなりました。私は何も言わず、アルバムをそっと閉じて元の位置に戻しました」
彼は、思い出に浸ることなどないのだろうか。メモリーなど、1メモリも必要ないのかもしれない。
写真・Corey Balazowich