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北海道米アンバサダー10年目のマツコはこの日、着物を着て壇上に登場。「着物が似合っています」と声を掛けられると、「よく着付けの先生にも言われるんだけど、着物って似合わない人はどんなに綺麗な人でも似合わないみたいね。私の場合は着物の方が吸い付いてくる感じ」とご機嫌な表情で答える。一方で、「(私の着物に対するコメントをパソコンに)打ち込んでる記者さん、少ないわね。私のファッションの話なんて誰も興味ないんでしょ」とも口を尖らせて笑わせる。
昨年は北海道米が豊作であったことにも触れ、「お米がすごい穫れたの。お米ってたくさん取れた時が一番美味しいの。品質は量とは関係ないと思うでしょ。実は違うの。いっぱい取れた時が美味しいんだって。北海道は最近、毎年災難があって不作が続いたけど、たくさん取れて……。だから美味しいの」と北海道米の味にも太鼓判を押す。
昨年50歳になったことが話題に挙がると、「どうにもしょうがない年齢の壁みたいなものって毎年のように更新するの。自分の限界と言うか、全力疾走できる時間も限られてくるなって。若い時よりももっとやれることはやっておこうって思います」と途端にしんみりとした表情を見せる。「一個一個いただいた仕事を今できる全力でやろうって、仕事を前よりも大事に思うようになりました」と話し、「こんな話するようになったの〜。なんでこんな丸くなったの。昔のアグレッシブマツコさんじゃないの」と苦笑い。
50代になり、「今までされたお仕事で、史上最高のお仕事は?」と聞かれると、答えに困っていたが、突然関係ない野球の話を始めたマツコ。「そう言えば先日、佐々木朗希さんにばったり会ったの。ホテルで打ち合わせして帰ろうとしたら、そこがWBCのメンバーの宿舎になっていたみたいで」と千葉ロッテマリーンズの投手で現在、侍JAPANの代表メンバーとして活躍する佐々木朗希の名を挙げる。
マツコは佐々木について、「可愛かった〜」と乙女のような表情でコメント。「私にとって最高の野球選手は(広島カープの)高橋慶彦だったの。それを超えたかもしれない」と述べ、「私のナンバー1だった高橋慶彦を佐々木朗希さんが……」とニヤニヤ。その後も野球談義は止まらず、記者席の記者に「あんたはどこファン?阪神?じゃあ、掛布(雅之)さんの背番号言ってみて」と絡んで会場を盛り上げていた。
(取材・文:名鹿祥史)