上原氏は同日午前9時ごろに自身のTwitterに投稿。「ちょっと面倒くさい人たちが絡んでくるので…なんか中野選手を批判してるみたいな」、「エラーしてもチームが勝ってホッとしてるのは、本人だという意味なのに ヒットが出てホッと ホームランが出てホッと 何で捻くれて絡んでくるんだろうか」と、侍ジャパン・中野拓夢を批判していると一部ファンに勘違いされていると不満をにじませた。
上原氏は11日に行われ侍ジャパンが「10-2」で勝利したWBC1次ラウンド・チェコ戦後、自身のTwitterに「とりあえず良かった、と思える試合」、「村上選手に1本出たし…牧選手に1発…山田選手がスタメンで…中野選手に失策が出たけど勝った」などと感想を投稿。これに対し、一部からは「なぜ中野1人だけミスに触れてるのか」、「中野のこと嫌いなんですか?」といったリプライが寄せられていた。
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上原氏の投稿を受け、ネット上には「なんか変なケチつけられてて可哀想」、「2日前の投稿は別に普通の内容にしか見えないんだけど」、「中野がエラーしたのは事実なのに不憫すぎないか」、「ただ感想呟いただけでこんな難癖つけられるとかたまらんな」といった同情の声が寄せられた。
チェコ戦で侍ジャパンは試合開始直後の1回表2死二塁、中野が遊ゴロを一塁に悪送球するエラーを犯したことでチェコ側に先制を許している。これ以外に相手の得点につながるようなエラーはなかったが、中野のミスだけを取り上げているという捉え方をされたことは上原氏にとって心外だったようだ。
投稿内容を曲解されたと嘆いた上原氏だが、昨年2月にも『サンデーモーニング』(TBS系)内での発言を誤って受け取られたと怒りをあらわにしている。上原氏は同月20日の放送の中で、前日に163キロをマークしたロッテ・佐々木朗希の能力を絶賛。その後、自身は現役時代最高148キロだったとした上で、「僕はスピードでは勝負できないのでコントロールで勝負するってとこですね」と球速よりも制球を重視していたとコメントした。
その後、上原氏は同日夕方に自身のTwitterに投稿。同日に『Yahoo!ニュース』に掲載された、前述の番組内発言を伝える記事に寄せられた「自分の方が凄いとみんなに思わせたかったのかな」といった内容のコメントのスクリーンショットを添付した。その上で「こんなコメント…悔しいです。一言も言ってないことが、勝手にその人でニュアンスを変えられる」と不満をにじませている。
一部ファンから中野をおとしめているとされた今回の投稿についても、そのような意図はないともの申さずにはいられなかったようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
上原浩治氏の公式Twitterより
https://twitter.com/TeamUehara