search
とじる
トップ > スポーツ > 阪神・才木、大谷翔平から被弾も手応えアリ? 育成落ちも経験した苦労人の復活は間近か

阪神・才木、大谷翔平から被弾も手応えアリ? 育成落ちも経験した苦労人の復活は間近か

pic pic

画像はイメージです

 3月6日、ワールドベースボールクラシック(WBC)に挑む日本代表と阪神タイガースが、京セラドーム大阪で強化試合を行い、侍ジャパンが8対1と大勝した。このゲームで、阪神の先発マウンドには今季プロ7年目を迎える右腕、才木浩人が登った。日本が誇るスター軍団を相手に奮闘を見せたものの、不本意な形でその名を全国に轟かせることとなった。

 日本で久しぶりの試合出場となった、「二刀流スター」大谷翔平と初めて向かい合った第1打席での対戦。才木は4球とも全てストレートを投じた。力強い速球で3球目をファールさせ、1-2から最後は154Kmの真っすぐで空振り三振を奪っている。

 続く、第2打席。ここでも150Km台のストレートで二度ファール、真っ向勝負で大谷が振り遅れる場面が続いた。そして迎えた4球目、初めて投じた落差のあるフォークボールで仕留めにいったものの、日本人メジャーリーガーは体勢を崩しながら捕え、打球はセンターバックスクリーン横に消えた。

 多くのプロ野球ファンの度肝を抜いたこの本塁打は、大谷の身体能力を改めて見せつけるものとなったが、打たれた才木にとってはやはり悔やまれる一撃だった。後日配信となった阪神タイガース公式YouTubeの中で、登板後「マジで悔しい」と感情を露わにする様子が伝えられている。才木は「フォークは良いところに落ちた。普通はあれで三振が取れる」と振り返りながら、「ベストボールだった」と言葉に力を込めていた。

 プロ2年目の2018年シーズンには6勝を記録、若くしてさらなる飛躍を遂げることが期待されながらも、2020年11月に右肘のトミージョン手術を受けることに。その後は育成契約に移行し、翌年は1、2軍での登板は無かった。2022年の開幕前に練習試合で実戦復帰、その後二軍での登板を経て5月に再び支配下選手として登録された。

 昨季は1軍で4勝を挙げ、プロ初完封も成し遂げている。今季、先発ローテーション定着への期待が大きいことは、日本代表を相手に起用されたことが物語っている。

 「真っすぐでファール取れていたことは良かった」と動画の中で、24歳の勇者は大谷との対戦での投球をそう評している。もちろん、一度は三振に切って取った事実も揺らぐことは無い。世界最高峰のプレーヤーとの真っ向勝負の経験は、新シーズンでの大きな自信へと繋がるはずだ。(佐藤文孝)

※「阪神タイガース公式」https://www.youtube.com/watch?v=75mHz_0TMTc

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ