キッドは「私の欠場により一度流れてしまったこのタイトルマッチ。10度目の防衛戦の相手はキッドがいいって誰も指名しなかったAZM。そして、それに応えてくれた会社、リマッチを組んでくれたことは本当に感謝します。ありがとうございます。だけど、今回メインでできなくなってしまったこと、それは本当に悔しいし楽しみにしていたヤツらにも申し訳ないと思ってる。この代々木大会のメイン、ダービーの決勝戦なんだろ。う~ん、正直、もう、お楽しみは後に増えただけってなるカードではないと思うんだよね、ウチらのシングルはさあ。まあ、こうなってしまった以上は仕方がないけど、必ずいつか、なんのベルトがかかってるかわかんないし、どんな時かわかんないけど、ウチらのカード、メインでやることはあきらめない。実現させてやる。ハイスピードのベルトは私が落としてからもう卒業かなって思ってたけど、AZMが引き戻しにきたのでベルトをどうするかは後にして、まあ試合内容も含め代々木大会の主役は、このSLKだ。おそらく、AZMとキッドのラストハイスピード、現地に見に来た方がいいのではないでしょうか」と一度は流れたライバル対決に意欲を見せた。
AZMは「まあちょっとわがままを言うならば、今からメインとか無理ですかね、小川さん?あきらめられないし、私が代々木でやりたいと言ったからその責任も少なからずあるから、まあファン投票でもね、またいいし、今からでも。私はこんなわがまま言うことないですからね、小川さん、無理ですかね?」とロッシー小川エグゼクティブプロデューサーにメインイベントへの変更を要求。
小川EPは「時間がないんでさ」と要求を却下すると、納得が行かないAZMとキッド。これに小川EPは「試合内容でメインを取ってください」と説得。
AZMは「まあ、約1年前キッドとハイスピードやった時、長岡でね。やった時はすごく私はメインじゃなくてもいいかなってすごく思ったけど、ファン投票であからさまにメインじゃなくていいって言われてすごく悔しかったから、メインでやりたかったけど、それ以上に世界の注目度が勝ったかなというのがうれしかったし、今でもキッドとのシングルは見返すくらいすごい楽しかったから、代々木の試合でキッドと私の試合が一番注目度浴びて、私がチャンピオンとしてまたキッドを倒したいと思います」と切り替えると、「1つハイスピードと別に言いたいことがあります。IWGP女子チャンピオン、メルセデス・モネに代わりましたよね。1.4の東京ドームで現役プロレスラーの中でやりたい人の中で私の名前を出してくれたらしいですけど、だったらやってやるよ。次のIWGPの挑戦者はこのAZMで。メルセデス・モネ?お返事待ってます」とIWGP女子王座への挑戦をぶち上げていた。
(どら増田 / 写真©︎スターダム)