問題となっているのは、両チーム無得点の2回裏無死一塁のこと。打席のソフトバンク・アストゥディーヨは、ロッテ先発・岩下大輝がフルカウントから投じた外角のフォークをスイング。打球は三遊間をしぶとく破るヒットとなったが、スタートを切っていた一走・柳田は迷うことなく二塁を蹴ると、右足から三塁ベースにスライディング。ロッテ側の返球は間に合わずセーフとなった。
好走塁でチャンスを広げた柳田だったが、この際に何らかのアクシデントが発生したのか、三塁へ滑り込んだ体勢のまま両手を地面につき数秒ほど固まる。その後は片膝をついた状態で左足についた土を払いながら立ち上がりプレーを続行したが、4回裏二死三塁の第3打席(死球)直後に代走を送られ途中交代となった。
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柳田のプレーを受け、ネット上には「え、柳田もしかしてどっか痛めた?」、「どこか痛みを我慢してるようにも見えたな」、「明らかに様子がおかしい、普通ならスッと立ち上がるはず」、「過去の古傷が再発なんて事態にならなければいいが…」といった心配の声が寄せられている。
「スライディング後に不穏な様子を見せたとして心配されている柳田ですが、第3打席で代走を送られた際は特に足を引きずったりはせず小走りでベンチに下がっており、試合後の報道でも特に故障情報は伝えられていません。ただ、柳田は約4か月の離脱をしいられた左半膜様筋腱損傷(2019)をはじめ、これまでに下半身の故障が頻発している選手ですので、実はこうした古傷が再発しているという可能性も決してゼロではないでしょう」(野球ライター)
柳田は2011年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、昨季までに通算238本塁打をマークしている絶対的主砲。仮に故障離脱ならシーズン順位に大きく響きかねない存在なだけに、スライディング後の状態が気がかりなファンも少なくないようだ。
文 / 柴田雅人