アメリカ・ニューヨーク州の飲食店駐車場で少年に車で体当たりし、骨盤骨折などの重傷を負わせたとして、警察が車を運転していた女を殺人未遂の疑いで逮捕した。海外ニュースサイト『New York Post』『News 12 Newjersy』などが2月8日までに報じた。
>>便器に頭を沈める「しつけ」母親のカレシが男児を溺死させ床下に遺体を埋める<<
報道によると2022年10月7日、35歳の女が学校にいた息子(年齢非公表、未成年)から「かつあげされた。いじめられている」などと連絡を受けたという。女は急いで息子の元に車で駆け付けた。女の話では、学校外の駐車場で、少年らに囲まれている息子を発見。女は息子を助け出して、職員室へ。女は「息子がいじめを受けている」と学校に報告し、しかるべき対応を求めたという。
女は息子を自宅まで送り届けた後、再び学校に向かった。同校の目の前にはドーナツ店やベーグル店がある。加害者の少年らがそこにいるかもしれないと考え、お店に向かったとみられる。ドーナツ店駐車場には、少年らのグループがいた。女は車から降りて、ナイフやバットを振り回し少年らに向かっていった。少年らは逃げたそうだ。
逃げた少年のうち、女はひとりの少年を追いかけたという。女の運転する車は加速して、15歳少年に体当たり。その後もバックして再度少年をひいたという。女はそのまま逃走した。
通報があり、少年はすぐに病院に搬送された。少年は命に別状はないが骨盤骨折、肋骨骨折、肺挫傷などの重傷を負った。事件発生の翌日、現場の監視カメラの映像や目撃情報から、捜査関係者は容疑者の女を特定。警察はひき逃げ、殺人未遂など、複数の容疑で女を逮捕した。女は容疑を否認し「少年には気づかなかった。ケガをしたことそのものを知らなかった」などと話している。
さらに警察は、女の息子に暴行を加え所持品を奪ったとして、少年2人を逮捕したと発表。逮捕された2人は、女が車でひいた少年とは別の人物だ。捜査関係者によると、女が車でひいた少年は、本件のいじめに関与していないと考えているという。
このニュースが世界に広がるとネット上では「15歳の子ども相手にムキになるなど、大人げない」「人違いでは済まされない。一歩間違えれば死んでいる」「子どもを守ろうとしたまではすばらしいのだが」「子どもらの前でナイフやバットを振り回したら、頭のおかしい人と認定される。もっと冷静に対応した方が」「結局、女は自分の子どもに恥をかかせただけだった」といった声が上がった。
復讐のために、相手に車で体当たりするなど、許されるものではないだろう。何よりも、対峙する相手は、よく調べてからにすべきなのは言うまでもない。
記事内の引用について、
Long Island mom allegedly ran over teen — twice — to avenge her bullied son(New York Post)より
https://nypost.com/2023/02/06/long-island-mom-allegedly-ran-over-teen-twice-to-avenge-her-bullied-son/
Suffolk DA: Shirley mother indicted on attempted murder charge for running over teen with car(News 12 Newjersy)より
https://newjersey.news12.com/suffolk-da-shirley-mother-indicted-on-attempted-murder-charge-for-running-over-teen-with-car