【放送事故伝説】野々村真大暴走！『バイキング』後期の伝説的な事件とは？

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　2月14日はバレンタインデーである。節分が終わると、スーパーやデパートはバレンタイン一色となり、チョコレートの消費量が一時的に上がるという。そんなチョコレートに関するハプニングが、2020年12月21日の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で発生した「チョコ歯型事件」であろう。

　この日、番組では「スイーツアートデザイナー」というチョコレートなどお菓子を加工したアート作品を作る職人が登場。職人を紹介するVTRが終わると、サプライズとして番組MCの坂上忍そっくりのチョコレート人形がスタジオに登場した。

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　「これチョコなの?!」「似てる!」と驚きと感謝の声を上げた坂上だったが、悲劇はこの後に発生した。当時、『バイキングMORE』の曜日担当アナウンサーの久慈暁子が「野々村さん、これ(チョコ)食べられますよ」と突然、話を振った。すると、同レギュラーの野々村真は静かに席から立ち上がり、なんと坂上の目の前でチョコレートアートをかじってしまったのだ。

　最初は「おい!駄目だよ!」とやんわり野々村を止めていた坂上だったが、野々村が本当にかじると一転。怒りの表情を浮かべ、「放送事故でしょ。これ」と静かに呟いた。一方、野々村は話を振った久慈アナに「食べて良いってあなた(が言ってたので)」「え?何この空気」と右往左往するばかり、最終的には「あなたいくつ?」と坂上からの厳しいダメ出しで終わった。

　放送当時は、新型コロナウイルスの東京での感染者が急増加しており、飲食店など、まともな運営ができない時期でもあった。それだけに、野々村の「他人のプレゼントを直接かじる」という行動は坂上だけでなく、視聴者からも大きく非難されたようだ。

　なお、『バイキングMORE』は2022年3月に放送が終了し、前身の番組含め8年の歴史に幕を閉じたが、坂上忍本人の口から「放送事故認定」された本件は、番組後期の「伝説」として語り継がれている。